勉強しているとき、水分を補給することがあります。
喉が渇いたとき、少し一服した気分転換したいときもあると思います。
どうせ飲むのであれば、勉強の効率にも良いものにしたいものです。
世界記憶力選手権での水分補給
記憶力を競う世界大会に、世界記憶力選手権というものがあります。
その種目の中には、3時間もの長丁場にもなる種も宇kもあるため、競技の間に水分補給が許されているそうです。
飲み物は自由なのですが、ほとんどの選手は「水」を選択しています。
確かに、脳の80%は水でできていると言われるほど、水はとても大切なものです。
水分バランスのちょっとした変化でも、知的パフォーマンスが左右されてしまうということも十分考えられます。
知的活動をしていると考えると、「水」以外にも、脳のエネルギー源であるブドウ糖がいっぱい入っているスポーツドリンクや栄養ドリンクのほうが良さそうに思えてしまうのですが、ほとんどの選手は、水分補給に「水」を使うそうです。
なぜスポーツドリンクや栄養ドリンクじゃないのか
脳といえば、ブドウ糖を消費することで有名で、知的活動をするのであればなおさらのこと、ブドウ糖の補給もしたいと考えるところなのに、記憶術選手権の選手たちの多くが、ブドウ糖が入った栄養ドリンクやスポーツドリンクではなく水を飲むのはなぜなのでしょうか。
確かにブドウ糖は脳の栄養で、補給すると脳のパフォーマンスが高まります。
しかし、勉強の最中となると話が変わってくるのです。
なぜならば、勉強の最中にブドウ糖が多く含まれている栄養ドリンクやスポーツドリンクを飲むと、急激に血糖値が上昇し30分でピークとなります。
するとそれを抑えるためにインスリンが分泌され、今度は血糖値が急下降してしまい、集中力も低下してしまい、それが思考力低下にもつながります。
勉強中の珈琲は
勉強中に珈琲を飲む人はよくいると思います。
勉強中に珈琲を飲むことは、勉強にどんな影響があるのでしょうか。
カフェインは摂りすぎなければ、脳の機能をアップさせる効果があり、集中力や注意力を高めてくれます。
摂りすぎてしまうと、不安感の増大や、逆に短期記憶の低下、さらには脳の疲労を引き起こす原因にもなってしまいます。
したがって、勉強中は、水、珈琲、お茶などで水分補給することが望ましく、糖質が入ったものは控えたほうが良いでしょう。
また、珈琲やお茶も、過剰なカフェイン摂取はよくので、勉強中に何杯も飲むというのはオススメできません。
勉強中に糖質を取りすぎると、インスリンが分泌され、血糖値の低下をまねいてしまうことから、勉強しながら糖質たっぷりの夜食を食べるというのも、脳のしくみからしてオススメできません。
途中でちょっとつまみたいというのであれば、ナッツ類がオススメです。
ナッツ類に多く含まれている不飽和脂肪酸は、脳を元気にする働きがあります。