午前中に知らないカフェで勉強をするとはかどる不思議 | 賢脳トピックス

出張でちょっと午前中空いたときとか、学校が午後からといった時に、カフェやファミレスで勉強をしたけど、意外にはかどったという経験がある人もいるかと思います。

この現象はいったいどういうことなのでしょうか。

勉強のゴールデンタイムは起きてから4時間

受験勉強とか資格試験で、夜遅く勉強する人もいると思います。

学校や仕事から帰ってきて、夕食を食べて一段落、時間的にはまとまった時間が一番とりやすい時間なのかもしれません。

それに加えて、なかなかキリがつかなければ、寝る時間を少し後ろにずらして、勉強時間を調整しやすいという利点もあります。

しかし、マウスの実験では起きて4時間くらいが記憶力のピークだとする実験結果もあります。

学校や仕事から帰ってきたときは、すでに1日の疲れがたまっています。こんな状態のときよりも、じっくり眠って目覚めた朝の方が体もリフレッシュしていて効率があがりそうなものです。

勉強も仕事も午前中のほうがはかどるということで、重要な会議や頭を使う需要などは午前中に組まれていることが多いのでしょう。

知らないカフェで勉強する効果

初めてのカフェに入ると、どんな店なんだろうと店の中を見回したり、どんな客が入っているんだろうと観察したり、メニューはどんな感じで、店員さんはどんな様子なんだろうと好奇心がでてきたりします。

この好奇心が脳の記憶のスイッチをオンにすると言われています。
好奇心をもつことで、五感から入ってくる情報に対して敏感になります。

そして、今までの経験という記憶の中から、目の前の情報を突き合わせる探索機能が発動し、アンテナが敏感になっていきます。

この時に脳ははシーター波という脳はが多くでますが、このシーター波は記憶学習に優れた脳波と言われています。

午前中にはじめてのカフェに行って勉強すると、なぜか知らないけど覚えられたというような経験があるとすれば、こういった作用を起こっているのかもしれません。

実際にはじめてのカフェだと、軽い緊張状態になったりもしますが、これが脳を刺激し、脳の覚醒度をあげるノルアドレナリンや、記憶力を高めるドーパミンが分泌されて、物を覚えやすくなったりするのです。

カフェの雑音も心地よいBGM

カフェで勉強なんかすると、雑音でうるさいんじゃないかと考える人もいます。
確かに、隣の席に大きな声の客が座り、雑談をはじめてしまったら、その会話の内容が気になったりしてしまって気が散る原因になるかもしれません。

ところがよほど耳を澄まさないかぎり、いろいろな雑音があり、意外と近くの席に座っている人の会話の内容までは詳細までわからないものです。

わからなければ、自分にとって意味がない雑音でしかないので、かえってシーンとしているよりも集中できるという場合もあります。

でも人によって、どうしてもそういったカフェの環境じゃ気が散ってしまうというばあいには、図書館などがオススメです。

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