午前中のカフェ勉 | 賢脳トピックス

カフェやファミレスに行くと、お一人様で座っている人をよく見かけます。

昔からいたのですが、コロナ禍でカフェでおしゃべりする人も減り、逆に一人静かにカフェで仕事をしたり勉強をしたりしている人が目立つようになりました。

午前中からカフェ勉って

カフェというと、仕事での移動中や買い物帰りの気分転換にちょこっと立ち寄り、珈琲でもいっぱいというイメージを持っている人も多いかと思いますが、最近では午前中からカフェで仕事や勉強をしている人をよく見かけます。

何も午前中から、カフェで仕事や勉強をしなくても、仕事や勉強だったら、静かな部屋やオフィスに閉じこもってやったほうが効率いいんじゃないのと思ってしまいます。

しかし、カフェ勉は意外な効果があるのです。

カフェに入ると、普段の部屋やオフィスと環境が違ってきます。

店の作りであるとか、メニュー、店員さんの様子や、他の客の様子も目からの情報として入ってきます。

こうした好奇心が、記憶のスイッチをONにする効果があるのです。

カフェ勉をすることで、五感から入ってくる情報に敏感になり、どんな店なんだろう、あの店員はどんな行動をするのだろうか、あそこに座っている客はどんな客なんだろうか、このかかっているBGMってどんな曲なんだろうといろいろアンテナを敏感にします。

そして、脳は目の前から入ってきている情報と、過去の記憶を引っ張り出して、探索機能を発動させて、突合せを行います。

それで、その店が居心地がいいのかどうか判断したりもするのです。

このとき、脳はΘ波を盛んに出すようになります。
このΘ波が、記憶学習にとても適した状態なのです。

カフェ勉もあり

どうしても覚えたいことがあったりする場合、自宅やオフィスを飛び出して、ここぞと思ったカフェに入りカフェ勉をするというのもありです。

例えば、大学生がテスト勉強をするのにカフェを使ったりするのも、テストの時に、ああ、あのカフェで覚えたところだなという記憶が手掛かりになって芋づる式に記憶が蘇ってくるという効果も期待できます。

居心地が良さそうな店があれば、あらかじめチェックしておくというのも一つの方法かもしれません。

よくカフェなんかで仕事や勉強ができるね

カフェ勉と言うと、よくカフェなんかで仕事や勉強ができるねという人もいると思います。

部屋でやれば、周りの人も気にならないし、余計な雑音も入ってきません。

カフェだと、周りの人が気になったり、場合によっては近くの席に座っている客の会話が気になったり、BGMが気になったり、かえって仕事や勉強の弊害になるんじゃないかという気もします。

しかし、カフェで一人でいると、慣れた部屋にいるよりも軽い緊張状態になったりするものです。

この適度な緊張が、脳を刺激して、覚醒度を上げるノルアドレナリンと、記憶力を高めてくれるドーパミンが分泌されて、新しい記憶を脳にインプットするのに適した状態になるのです。

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