受験における計算問題の勉強法 | 賢脳トピックス

数学、理論化学、物理といった分野では、計算問題が出題されます。

また理系の資格試験でも、その分野に関連した計算問題が出題されます。

暗記科目に関しては、暗記をすればいいのですが、こうした計算問題について、何か効率的な勉強法はないものでしょうか。

計算問題の勉強の大原則

大学受験においても、理系の資格試験の勉強をするにしても、計算問題の勉強の大原則は、『覚えてしまう』というのが大原則です。

よく勉強をするときに、暗記ものの科目と思考系の科目といったように分けて考える人がいます。

しかし、計算問題にしても、最低限、公式を覚えていなければ解けないでしょう。

公式を覚えるついでに、その公式の実践での使い方を覚えればいいのです。

料理にしても、創作料理となると1から考えなくてはなりませんが、既存の料理であれば、作り方の手順がわかっていれば、作れます。

食材が少し変えられても、基本的な作り方の手順がわかっていれば作れます。
つまり、料理でいう作る手順、これが計算問題における解法になるのです。

解法を覚えた問題と、数値が少し違っていても、同じ手順で解くことがきるからです。

将棋で言えば、定石を覚えるようなものです。

数学、理論化学、物理といった分野の計算問題にしても、理系関連の資格試験を受ける場合の計算問題にしても、そんなに問題のパターンは多くないはずです。

そのパターンを覚えてしまえばいいのです。

ただ覚えれば良いというものではない

計算問題が暗記ものって、そんな理解しないで答えだけ覚えたって、できるようにならないよと思うかもしれません。
もちろん、計算問題の問題集を買ってきて、答えを覚えたところで、成績はあがらないでしょう。

わかってると思いますが、答えを覚えるのではなく、解法を覚えるのです。

このとき大事なのが、なぜそういった解法になるのかというのを、しっかりと理解することです。

そうすることで忘れなくなりますし、応用が効くようになってきます。

どうしてそういう解放になるのかを理解しないまま覚えてもダメです。

よく計算問題は、計算力がモノを言うから苦手とか、センスやひらめきの問題だからムリと最初からあきらめてしまう人がいますが、少なくとも、一部の難問を除けば、大学受験や一般的な資格試験で出てくる計算問題は、パターン暗記とその組み合わせでで十分に対処できる範囲なのです。

数学者や物理学者になるというのであれば、それなりの思考力やセンスが必要ですが、大学受験や資格試験は、そうしたヒラメキやセンスをみるというよりも、数学や物理を学習する基礎知識をもっているか、その資格に必要な簡単な計算ができるかどうかをみるものなので、パターン暗記とその組み合わせで十分だと思います。

計算問題は、典型的なパターン問題の解法を徹底的に自分のものにする

計算問題の得点を上げようと、計算問題の問題集を買ってきてやみくもに解きまくる人がいます。

もちろん、どの努力に見合った効果は多少でるかもしれませんが、これでは効率が悪いでしょう。

多くの問題を解きまくる時間があるんだったら、1つでも、計算問題の解法をしっかりと理解してパターン暗記していき、それをストックしていったほうが良いでしょう。

その代わり、代表的なパターン問題は、どうしてそうなるのかまで徹底的に理解し、解法を叩きこんでいくことが大切です。

最新情報をチェックしよう!