ひとり言はうっかり忘れ防止に効果あり | 賢脳トピックス

10時に営業の新商品会議
12時に取引先の営業部長とランチ
15時に新プロジェクトの発表会に出席

こんなように日程表をみながらブツブツ確認するようにひとり言を言っている人がいます。

重要なことなので何度も繰り返し口に出します

職場の重要な予定や、やらなくてはいけないことを声に出すことで、うっかり忘れてしまうことを防ぐことができます。

声に出しために日程表を目でみて確認し、それを口を使って声に出し、その声を聴くことで、意識づけになるだけでなく、目・口・耳が刺激を受けて記憶に残りやすくなるからです。

これは重要な書類をしまうときなどにも役立ちます。
「戸籍抄本は、証明書のファイルの中に、パスポートと一緒に入れておこう」

こう口にするだけで、パスポートがどこだったかな?と思いだすときに、思いだしやすくなるのです。

1回口にしていると、そこで再確認しているし、口を動かし声に出した記憶、その声を聴いた記憶といった感じで、思いだす手がかりが増えるのです。

声に出さなくても自分に語りかけてみる

ひとり言は、周りに人がいるとはずかしいという人もいますが、別に声に出さなくても、自分に語り掛ける感じで頭の中で確認するだけでも違います。

例えば、地図をみて、
「市役所に行くには、最初の大きな交差点で左に曲がって、中央通りに出たら右に曲がって、少し進んで、コンビニのところを左に曲がる」
というように自分に語り掛けるようにしてみると、意外にも地図を再確認することなく目的地に着けたりするものです。

声に出してさかのぼり思いだす

例えば、手袋を失くしてしまったとき、
「ええと、どこに行ったかな・・・ そうだスーパーに行ったんだ。 その前にコンビニによってコピーしたんだっけ。あっ、そうだコピーするときに手袋をはずしたんだ。そうだコンビニのコピー機のところに手袋忘れたに違いない」

このように、これまでの行動を声に出して振り返ってみると、思いだしやすくなります。

途中で中断したときも、言葉に残しておく

仕事をしていて、別の仕事が入ったとき、ええとどこまでやってたんだっけ・・・となることが多い人は、中断する前に、そこのところを声に出したりして言葉に残しておくと、思いだしやすいのです。

例えば、料理中に電話がかかってきたら、そのまますぐに出るのではなく、たった一言
「次は塩と胡椒」
と言うだけで、どこまでやったかが思いだしやすく、塩・胡椒を2回入れてしまったり、入れなかったりということを防ぐことができるのです。

本を読んでいるときにも役立ちます。本を読んでいるところへ急な来客があったりしても同じことです。

しおりを挟んでおいたり、ぺージを折っておけばいいのですが、しおりが近くになかったり、ぺージを折るのはイヤという場合、そのまま本を伏せてぺージにクセをつけたくないといった場合には、
「125ページまで終了」
といってから、席を立つと良いでしょう。

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