大喜利と言えば、『笑点』という番組で、落語家さんたちが、司会から出されたお題に対して、何か面白い答えや上手い答え、気の利いた答えを返していくというものです。
中には、くだらないダジャレがあったり、どこが面白いんだろうというような回答もありますが、いきなりのフリに、みごとな答えが出てきたりもして、さすがプロだなと思うこともあります。
ダジャレだけでも、勉強に役立つことも
『笑点』といえば、娯楽番組ですが、その娯楽番組がどう記憶力や勉強と関係してくるのでしょうか。
笑点に出てくる落語家さんたちが言う駄洒落も記憶には役立ちます。
例えば、四国の有名な大名である長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)は、「超スケベ(で)、元チカン!」
こんな駄洒落でも、四国の有名な大名は、そうそう、超スケベで元チカンだったんだよな・・・ そうだ、超スケベ元チカン ⇒ 長宗我部元親だ!となるわけです。
感度のすごい人・ダジャレセンスのある人は、こういったダジャレをいくつか聞いてるだけで、ダジャレを思いつく能力が向上したりするかもしれません。
ダジャレだけじゃ語れない、記憶力と大喜利の深い関係
ダジャレだけなら、そこらへんのオヤジたちも、結構おもしろいダジャレを言ったりしていますので、参考になるかもしれません。
長宗我部元親ではありませんが、ダジャレをくだらないオヤジギャグととるか、ギャグセンスを磨いて記憶術に役立てるかはあなた次第です。
例えば、大喜利の代表的なお題の一つに、なぞかけがあります。
「○○○とかけまして、○○とときます。その心は、○○○○○」といったような形式のものです。
「お坊さんとかけまして、新聞紙とときます。その心は、袈裟着て(今朝来て)、経読みます(今日読みます)。」といった類いのものです。
大喜利と記憶術の共通点
大喜利、特になぞかけについては、言葉遊びで、自分が知っているものをつなげていき、言葉をかけていくというものです。
つまり、大喜利に必要な能力というのは、一見バラバラに見えるもの同士の中に、共通点や関連性を見いだして、それを結びつけるというものです。
記憶術でものを覚えるときも、関係ないものを連想で結びつけて、その結びつけたことによって、思い出すというものです。
記憶術だけでなく、ものを覚えるとき、何かの法則性を見つけたり、共通点をみつける、つまりルールをみつけると非常に覚えやすくなることがあります。
次の5個の数字を覚えてくださいと言われたとします。
81、64、49、36、25
9×9、8×8、7×7・・・と、9の二乗から、1つずつ減った数の二乗の集合というルールに気づけば、簡単に覚えることができるでしょう。
そいった意味から、違う別々のものから共通点やルールを見つけたし、結びつけていく能力は、記憶にも通じるものがあるのです。