学習の基本は、忘れたらまた覚えればいい | 賢脳トピックス

受験や資格試験で勉強して、いろいろなものを記憶していくとき、課題となってくるのが「忘却」です。
つまり、覚えたことを忘れてしまうというものです。

この忘却は誰にでも起こることです。
私は物忘れがはげしくて、もしかしたら認知症なのかしらと悩んでいるとしたら、今朝食事をしたかどうかを考えてみてください。食べたものはともかく、朝食をとったということを覚えているなら大丈夫です。
朝食を食べたことを覚えているのであれば、学習能力が著しく低下するものではありません。

覚えられないというのはウソ

例えば、教科書や参考書一冊まるまる暗記なんていうことは、さすがに難しいかもしれませんが、例えば般若心経ぐらいであれば、認知症でもないかぎり何回も、何回も繰り返せば覚えられます。

門前の小僧習わぬ経を読むと同じで、何回も何回も毎日繰り返して聞いていれば、覚えてしまいます。
人によって、その繰り返しが5回で済む人もいるでyそうし、100回かかる人もいるかもしれませんが、最終的には覚えられるのです。

そして、世の中で行われている記憶術などは、たとえば覚えるのに100回かかる人を10回で覚えられるようにしたり、また忘れにくくしたりする効果があります。

忘れたと思っていても実は頭には記録されている

よく、人間は一度記憶したことは脳のどこかに貯蔵されていると言われていますが、実際のところどうなのかは研究途中ですが、海馬と言われる部分に貯蔵されているのではないかと言われています。

実際にカナダの研究者の報告によると、被験者の海馬に電気刺激を与えたら、すでに忘れてしまっている昔の体験を詳細に思い出したそうです。
そして電気刺激の場所を変えるたびに別々の記憶がよみがえったといいます。

この研究から、人間は一度覚えたことはDVDのように頭のどこかにしまわれていて、思い出せなくなっているだけではないかとする人もいます。

忘れなかったらどんなにいいだろうか

勉強をしていると、一度覚えたことは絶対に忘れない脳だったらどんないいいかと思うことがあります。
そして、一度覚えたことをテストして忘れてしまっていたりすると、私はなんて頭が悪いんだろうと落ち込んでしまったりします。

でも、もし人間が一度見聞きしたものを忘れずにいたら、それこそ過去のつらい経験も常に思い出してしまいますので、そうならないために人間は忘れられるようになっているのでしょう。

そして、何回も繰り返し頭に入ってくるものを重要なものとして認識し、すぐに取り出せる記憶として保管するのです。

だから、勉強も物を覚えるときは、繰り返し、繰り返し勉強し、脳に大切なので覚えておかなければと思わせればいいだけのことです。
忘れてしまった自分を責めて、

「私はなんて馬鹿なんだ。なんてできないんんだ。なんて物覚えが悪いんだ。」

などと落ち込んでいると、かえってそれが自己暗示になってしまい、悪循環になってしまいます。

「人間なんだから忘れて当然、さもありなん。忘れたらまた覚え直せばいいだけの話さ」

ぐらいに構えて、コツコツとやっていけばいいのです。

繰り返せば覚えられないことはないし、忘れたら反復すればいいのです。