私たちは、子供のころは受験勉強だとか、また社会人になって間もないころには資格試験を受けるんだといろいろとやっていましたが、仕事も一段落してきて大人になるにつれて、日常生活でいちいち考えずにすみ、ルーチンとして仕事を処理していたりします。
しかし、ルーチンとして処理できる習慣を身につけていく一方で、新しいものを生み出す創造性や、知的好奇心をともすれば失いがちになってしまいます。
特に日々同じような生活を繰り返していると、そのうちに、考え方や発想の視点が固定されて、ものの見方はマンネリ化していってしまう傾向にあります。
楽しみながら推理力や論理力を鍛えるなら、クイズがオススメ
ヒトの頭脳はとても保守的にできていて、思考の習慣を変えるのは意外と難しいのです。
人間の能力を考えたときに、「推理力・論理力などを高める訓練をすることは非常に有用なことです。
鍛えるといっても、難しい仕事をしたりするのではなく、ましては特別な学習などは必要ありません。
クイズなどで楽しみながら、問題を見る角度や発想する視点を変えるクセを身につけることで、頭はどんどんやわらかくなり、新しい発見が生まれるようになっていきます。
クイズなどでトレーニングすることで、発想や考え方の引き出しが増えていき、問題解決力もアップしていきます。
推理力を鍛える問題
推理力を鍛える問題を1つご紹介します。
【問題】
歴代のアメリカ大統領に関して、親子でアメリカ大統領になったケースは2組あります。
1組目は2代ジョン・アダムズ大統領と6代ジョン・Q・アダムズ大統領です。
2組目は41代ジョージ・ブッシュ大統領と43代ジョージ(jr)・ブッシュ大統領となります。
一方、兄弟でアメリカ大統領になったというケースはありません。
しかし、22代大統領と24代大統領の両親は同じ人だったのです。
どうしてでしょうか?
【解説】
推理としては、片親なら腹違いとかが考えられますが、両親とも同じでしかも兄弟ではないとすると、22代大統領と24代大統領が同一人物である可能性があります。
実際に、22代大統領と24代大統領は、グローバー・クリーグランドという同一人物でした。
論理力を鍛える問題
【問題】
論理力を鍛える問題を1つご紹介します。
カゴの中に桃が 6個入っています。
6人に1個ずつ渡し、しかヽも1個だけカゴに残そうと思います。
さて、どうしたらできるだろうか ?
【解説】
答えは、1個ずつ渡して、6番目の人にはカゴに入ったまま渡します。
カゴから出して渡すというシーンだけにとらわれてしまうと、なかなか思いつけません。
カゴから出さずに残すという発想が思い描けるかがポイントです。