勉強をする時間は、人それぞれで、朝起きた後、十分睡眠をとり頭が一番リフレッシュしている早朝が、疲れもなく勉強も捗るという人が多いと思います。
また、朝勉強するメリットとしては、学校や仕事帰りにつきあいや用事があると、予定していた勉強ができなくなってしまったりしますが、会社や学校へ行く前の早朝タイムは、そうした事情にあまり影響を受けない時間帯とも言えます。
暗記科目は寝る前にやると効率が良い
勉強は、短時間に集中したやるのが良いので、就寝前の時間だと、体には1日の疲れが蓄積しているし、眠くもなってくるので、そんな就寝前に勉強をやって、効率的なのかと思うかもしれません。
しかし、どうしてお覚えなければならない重要な事項を勉強する場合は、就寝前に憶えるのが効率が良いやり方なのです。
それは暗記科目をインプットしてすぐに寝ると、記憶が定着しやすいからなのです。
睡眠中に定着する記憶
睡眠中は、脳に蓄えた情報が整理され、それを使える知識にする役割があるため、就寝前は記憶のための勉強のゴールデンタイムなのです。
寝る前にやる勉強は、暗記科目で、思考力を要するような勉強や仕事は、控えたほうが良いでしょう。
なぜならば、寝る前に思考力を要することをやると、それにより頭が冴えてしまって寝つきにくくなってしまうからで、それが睡眠の質の低下にもつながりかねないからです。
もちろん、その時間しか時間がないというのであればしかたありませんが、できれば、思考力を要するものは就寝前を避け、その時間は暗記をすることを主体に勉強していくとよいでしょう。
就寝前、暗記をはじめる前までには、雑事は終わらせ勉強に集中できるようにしてから取り組み、あまり欲張りすぎずに、憶えるべきことを絞って、まただらだらと30分以上やらないことが大切です。
30分しかやらないと決めれば、かえって集中力もましてきます。
また、1日勉強した内容を寝る前に復習し、憶えるべきことを整理する時間に当てても、それが記憶の定着につながるので非常に有効です。
たとえ、寝る前に勉強して気が乗ってきたとしても、粘りすぎると睡眠不足になったり、日中のパフォーマンスを落としてしまうことになったりしてしまうので注意が必要です。
寝る前の勉強で一番やってはいけないこと
寝る前の暗記科目の勉強で、一番やってはいけないのが、「さて、寝る前の勉強も終わったことだし、ちょっと最後に10分ほどゲームしてから寝るか」というような行動パターンです。
ゲームをやることによって目が醒めてしまい寝つきにくくなるのはもちろん、寝る直前に覚えたことを睡眠中に整理・定着させようとしているのに、その前にゲームをしてしまったら、記憶の定着が妨害されてしまいます。
どうしてもゲームをやりたいというのであれば、寝る前の暗記科目でいろいろ憶えてからというのではなく、勉強をする前にゲームを済ませておくことが重要です。