朝たった5分の勉強が、なぜそんなの有効なのでしょうか。
朝5分の理由
マーク・フォースターという英国のビジネスコーチが書いた『マニャーナの法則』という本があるのですが、これはビジネスにおける管理に関する本になっています。
その中で『ファースト・タスク』という考え方が述べられています。
『ファースト・タスク』とは、「自主的にやりたいと思うことがあるなら、朝いちばんに、計画を立てたりメールをチェックする前にとりかかること。このタイミングを逃すと、その日はできない。」というわけです。
マーク・フォースターに関しては、仕事について述べていて、今日はやらなくてもいいものを、朝の5分でやれと言っています。
今日はやってもやらなくてもいいものというのは、あらゆる締め切りが迫っている仕事の後に回されるもので、ついつい後回しになり、結局期限ぎりぎりになってあわててしまうものだと述べています。
なぜ朝の5分なのかというと、1日の最も時間があるのが朝なので、その朝にできなければ、もうその日は、その日にやらなければいけないことや、期限が迫っているものに追われて、手がつけられなくなってしまうということなのです。
勉強も同じ

マーク・フォースターは、ビジネスコーチなので、仕事・ビジネスについて述べていますが、勉強でも同じことが言えます。
例えば、英単語を半年で3000語憶えるぞと思って目標を立てても、中間試験や期末試験があると、そちらの勉強が優先になってしまいますし、学校や塾で宿題がでると、またそちらが優先になってしまい、どうしてもやらなくてはいけないこととして、英単語を憶えることは優先順位が低いので後回しになってしまいます。
学校へ行って、部活や塾で疲れて帰ってきたり、夜みたい番組があるとついつい見てしまい、夜勉強しようとしても眠くなってしまうとなると、毎日きちんときまって時間がとれるのは、朝起きてからの時間になります。
塵も積もれば山となる5分
たった5分で何ができるのかと思うかもしれませんが、5分あれば結構なことができます。
少なくとも、しないようりもマシでも、1日たった5分でも、1週間で35分、1カ月で150分になります。
150分といったら2時間半です。
半年もすれば15時間にもなります。
これだけの時間、英単語を憶えるのに使えるということになり、まさに塵積(塵も積もれば山となる)です。
しかも朝は、起きたばっかりでぐっすり睡眠をとって、頭も新鮮で冴えています。
このゴールデンタイムを利用しない手はないのです。
朝の5分、習慣にしてしまえば、やらなくちゃ気持ち悪くなってくるくらいで、そうなればしめたものです。