瞬時に思い出すレベルでないと覚えたとはいえない | 賢脳トピックス

せっかく覚えたところがテストに出たのに、いざ試験となったら思い出すことができず、結局ダメだったという経験は、多くの人が持っていると思います。

これは緊張してしまったというような言い訳もありますが、それであれば緊張していても思い出せるくらいにしておかなかったのが悪いとも言えます。

例えば、どんなに試験の時に緊張していても、I love you. が訳せなくなったり、3×5=15がわからなくなったりということは、よほどのことがない限りありません。これは、もう考えなくても反射的に出てくるくらいに引き出せる状態で脳に記憶されているからなのです。

スポーツ選手のプロのすご技

スポーツを見ていると、プロの選手は一般人ではとうていできないことを当たり前のように平気でやっています。

例えば、最近では大阪なおみ選手が全米テニスで優勝しましたが、大阪なおみ選手の放つサーブのスピードは約200km/時にも達すると言われています。

 

トップクラスの選手ともなると、それだけのスピードサーブを出されても、きちんと打ち返すことができます。

瞬きも許されないほどのスピードのボールを、単にラケットに当てるだけではなく、きちんとボールの速さやコース、ラケットの角度などを瞬時に判断し、的確に打ち返しています。

野球においても同じことです。
剛速球ピッチャーともなると、160km/時クラスのボールをキャッチャミットめがけて投げ込んできます。
超一流のプロのバッターともなると、その球をあの細いバットにタイミングよく当てて、ボールをスタンドまで打ち返します。
これも、ピッチャーが投げた瞬間に、球がくるコース、ストレートなのかカーブなのか、フォークなのかスライダーなのか球種を判断し、タイミングよくバットを振り、ボールをバットに乗せてスタンドに運びます。

なぜこんなことができるのかというと、練習ありのみなのです。
ボールが来てから、判断して考えて体を動かしていたら、とてもその超スピードにはついていけません。
ボールが来た瞬間、そのボールの状況を判断すると同時に、体が反射的に動いているくらいでないとダメなのです。

そのためには、もう反射的に反応できるくらいまで練習を積むことが大切なのです。
超一流選手たちはそうして努力を積み重ねているのです。

勉強の暗記についても同じ

勉強の暗記についても同じことが言えます。
勉強したんだけど、いざ試験の時になると緊張しているせいか度忘れしてしまい、結局思い出せなかったというような経験は、確かに覚えていたには違いありませんが、覚え方が足らなかったということになります。

例えば、ある英単語を覚えたとして、その英単語を忘れずに覚えているかテストした場合、少し考えて3秒ぐらいしてから思い出したとすると、確かに覚えていますが、いつでも取り出して自由自在に使えるレベルの知識になっているかというと、そうではありません。

いつでも取り出して自由自在に使えるレベルの知識にするためには、その英単語を見た瞬間、訳語が映像としてイメージできるくらいでないとダメなのです。

課題を学習するなら1分間ライティング

これは、学習し覚えたことを、覚えた翌朝などに、キーワードを決めて、それに関連することで思いつくことをそのままどんどん文章にして書いていく復習法です。
そうすることで、全体のつながりが見えてくるばかりでなく、自分がわからないところ、苦手としているところも見えてきます。
どのぐらい理解していたんだろうということもわかってきます。

用意するものは、A4のコピー用紙と自分が書きやすいと思うボールペン1本でOKです。
例えば、インダス文明というキーワードについて、「インダス文明は、・・・」と文章を書き続けていくのです。

1分間くらいは集中できるでしょうし、それについて考えること自体が、頭にとって良い訓練になります。