究極の英単語記憶法、『単語』+『意味』のパワー | 賢脳トピックス

英単語は、覚えるそばから忘れてしまい、なかなか覚えるのも苦痛だったりします。

英単語を覚えるのに、類義語同士を集めて見たり、語呂合わせをしてみたり、連想記憶術などを使って覚えたりする人もいると思います。

記憶術で覚えると英単語をなかなか習得できないわけ

一般に、ものを覚えるときに役立つのが記憶術を使った記憶法です。

普通、いろいろなものを覚えるときには反復して覚えていきますが、連想記憶術などを使えば、反復回数が少なく、しかも長く記憶に残ります。

例えば、referendum (投票)という言葉を覚える場合、「令和、連単! 馬に投票」などとして覚えていきます。

令和、連単(レファレンダム)=投票

令和おじさんの菅さんが、競馬場で、3連単の馬券を買って、馬に投票!と叫んでいるイメージをするといった形で覚えていきます。

すると、結構イメージが記憶に残るので、「令和、連単(レファレンダム)=投票」と出てくるようになり、あまり反復しないでも覚えられてしまうのです。

しかし、理科系や社会系の暗記科目であれば、これもいいのですが、英語をはじめとした語学は、こうした覚え方は問題があります。

長文を読む場合、いちいち referendum という単語をみて、「菅さんから競馬場をイメージして・・・」なんてやっていたら、とても時間がありません。

ましてや英会話などで、会話の途中で菅さんを連想していたら、もう会話どころではなくなってしまいます。

英単語を見た瞬間、その意味のイメージが頭に浮かんでくるくらいの瞬発力がなければいけません。

記憶術で覚えても、その後、何度も反復をして、瞬発力がでるくらい、いちいち菅さんをイメージしなくても意味がでてくるくらいまで覚えれば問題ないのですが、記憶術で覚えると、とりあえず覚えたと安心して、反復しないため、瞬間的に意味が出てこなくなってしまうところに問題があります。

言葉の塊と記憶

なかなか、言葉を思い出せないときに、最初の1~2文字を聞くと、自然とその言葉が口から出てきて思いだすといった経験をされている人も多いと思います。

これは、その単語が1つのかたまりとして頭の中にインプットされているからにほかなりません。

単語を音の一つの塊として、耳からインプットしていると、自然とその単語全体が頭に入っているのです。

別に覚えるつもりがない単語でも、何度もニュースを聞いているうちに、頭に入っているということはないでしょうか。

こういった言葉の塊を何度も効くことによって、自然と頭にインプットされていくのです。

『単語』+『意味』のパワー

そこで、referendum という単語を覚えるとしたとき、どのようにするでしょうか。
referendum 投票  referendum 投票  referendum 投票 ・・・
と、referendum という英単語と、投票という日本語の意味を切って、覚える人がほとんどだと思います。

でも、これだと頭の中に音像として、「レファレンダム」と「投票」が分かれて残ってしまい結びつきません。

そこで、どうせなら『単語』+『意味』を一塊の音像として覚えてしまおうという方法です。
この方法は、池田和弘氏が提唱している『スーパーソニック記憶法』になるのです。

「referendum 投票」というテキストを見ながら、「レファレンダム・トウヒョウ」という一塊の音を聞くことにより、『単語』+『意味』を一度に覚えてしまおうというものです。

「referendum」という単語と、「投票」という単語で覚えるのではなく、「referendum投票」という一つの言葉として覚えてしまうのです。

反復して覚えるときも、「referendum投票」という音の塊を繰り返し聞けばいいので、繰り返しているうちに、覚えようとしなくても、自然と頭の中に一つの塊になった音像として入ってきて、いつのまにか覚えているという感じです。

実際にやってみるとわかりますが、これは英単語を覚える方法としては、かなり有用な方法だと思います。

最新情報をチェックしよう!