空海も行っていた記憶力を手に入れる只管暗唱法 | 賢脳トピックス

『門前の小僧(こぞう)習わぬ経を読む』という言葉は結構知っている人も多いかと思います。

これは「江戸いろはかるた」に登場してくるもので、寺の門前近くに住んでいる子供や、いつも僧のそばにいる子供は、常日頃僧の読経を聞いていることになるので、自然といつのまにか般若心経(はんにゃしんきょう)ぐらいは読めるようになるというというものです。

記憶するには、この繰り返しというものが非常に大切になってくるのです。

記憶にとって大切な繰り返し

記憶をしていくということで、只管暗唱法というものが古くよりあります。

これは、テキストを繰り返し音読することで、暗唱を目指すことによって能力が開け、記憶力が飛躍的に向上していくというものです。

この只管暗唱法を行っていた有名人といえば、弘法大使こと空海です。

空海は虚空蔵求聞持法という記憶術を使って、超能力、つまりは右脳の能力を開いたといわれています。

虚空蔵菩薩の真言を100万遍唱えることによって、一度聞いたら忘れないという超能力を開いたとされているのです。

只管暗唱法が優れている点

記憶力向上に非常に有効的と言われている只管暗唱法ですが、只管暗唱法は、音読・暗唱・無意識に聞く言葉という要素があります。

覚えるべきことを音読することによって、まずは自分で音読した音が耳を通じて入ってきます。

その際、自分の声というものは、骨導音として聞いていて、その振動が脳の聴覚野を通して深層脳を刺激します。

さらに、それを暗唱することによって、繰り返しの言葉の振動が骨導音となって脳を開発していきます。

そして、無意識の時に聞いている言葉は、聴覚から間脳に届きやすくその指示通りに人間のあらゆる機能が自動的に動き始めるのです。

只管暗唱法の実際

只管暗唱法を行っていると、突然に違った質の記憶回路が開けて、頭の中に文章がそのまま絵のようにイメージとして出てくるともいわれています。

それでは、只管暗唱法はどのぐらい行えばいいのかというと、残念ながら5回や10回で良いというものではありません。

それは5回や10回で記憶できる場合もあると思いますが、それはまだまだ浅い暗記の域を出ていません。

500回、10000回と繰り返すことで、洗剤脳への記憶回路が開けて、潜在脳の深いところから映像が鮮やかに出てくるようになります。

空海が只管暗唱法を行った時は、虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)という短い真言をただひたすら唱えるということを行いました。

そうすることで、間脳記憶が開発され、一度見聞きしたことは忘れないという絶対記憶を持つことができるようになります。

空海のようにいかなかったとしても、記憶に関しては繰り返しがいかに大事かということは確かなことです。