簡単だけれど使い方が紛らわしい英単語 | 賢脳トピックス

簡単な単語なんだけど、使い方がまぎらわしい英単語は結構あるものです。

英語から日本語に和訳するときはさほど問題になりませんが、日本語を英語に英訳するときに、あれ? どっちなのかなと迷ったりするものはあるものです。

Job と Work

よく、いい仕事をした人に対して、Good Job! といったりしますが、次の場合はどうなるのでしょうか?

A:この機械は、5人分の仕事をするんです。
B:彼は、2つの仕事をしているんです。

どちらも日本語では『仕事』という単語ですが、英語となると、『Job』なのか『Work』なのか迷ったりします。

Job は、賃金をもらう仕事や職のことを言います。
work は、仕事一般をさします。そして不可算名刺になります。

Aの文の場合は、5人分の仕事ということであり、仕事量ということになりますので、work が適しています。

Bの分の場合あ、彼がやっている2つの仕事(職)は、賃金をもらってやってる仕事ということから、job が使えます。

jobは、可算名詞で複数形で用いることも可能なので、2つの仕事ということで、two jobs という言い方が成り立ちます。

これを踏まえて、きちんと英訳すると次のようになります。

A: This machine does the work of five people.
B: He is working at tow jobs.

JobとWork以外にもまだまだある「仕事」を意味する単語

英語には、JobとWork以外にもまだまだ「仕事」を意味する単語がいっぱいあります。
そのニュアンスの違いをみてみましょう。

occupation :恒常的に従事している職業
profession :医師や弁護士といった知的な専門職の場合に使われます。
vocation :天職ということで使われます。

Custom と Habit

日常会話の中で、『習慣』という言葉もよく出てきます。
『習慣』というと、Custom と Habit という単語を思い出す人も多いと思います。

A:その国では女性は早く結婚するのが習慣なんだ。
B:彼は夜更かしする習慣があるんだ。

どちら『習慣』もさほど違わないような感じですが、微妙なニュアンスの違いで英単語は使い分けられたりするのです。

Custom は、社会の習慣やしきたりを示すときに使われます。個人の意識的な習慣といった場合にも使われることがありますが、だいたいは社会の週間やしきたりに関して使われることが多いです。

一方、Habit は、個人の習慣に対して用いられるもので、無意識的に行われる習慣に対して使われることが多く、悪い癖を示す場合などにも使われます。

以上のことを踏まえて、使い分けて英訳すると次のようになります。

A: It is the custom in that country for women to marry young.
B: He has the habit of sitting up late.

難しい外国語の言葉のニュアンス

Job も Work も Custom も Habit も、中学英語で習うような簡単な単語です。
しかし、これらの単語のニュアンスの違いをしっかりと理解してきちんと使い分けるとなると、結構難しいものです。

英語も言葉ですので、こうしたニュアンスの違いは一つ一つ覚えて身につけていくしかないのです。

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