最近、『脳疲労』という言葉が言われるようになりました。
『脳疲労』とは何かを一言で言うならば、読んで字のごとく「脳が疲れた状態」ということになります。
脳疲労とは
脳は、言わずと知れた体の司令塔として重要な器官で、大脳新皮質・大脳辺縁系・間脳などからなっています。
大脳新皮質は、いわゆる理性の脳とも言われ、学習や思考・記憶といったものと司っています。
一方、大脳辺縁系は、本能の脳とも言われ、食欲や性欲といった本能や情動を司っている部分になります。
間脳は、大脳の下方に位置していて、食欲中枢や自律神経中枢を司っていていて、心臓を動かしたりといった生命維持に重要な働きを担っています。
近年、脳疲労の人が増えてきていると言われています。
その一つの大きな原因が、コンピューターやインターネットの普及になります。
多くの人が家にパソコンを持ち、パソコンももっていなくてもスマホを持ち歩き、インターネットとつながって多くの情報と接しています。
さらにはSNSも普及し、人間の近代社会はかつてない情報にあふれた時代になっています。
つまり、私達を取りまく環境は、「情報の海」といっても過言ではなく、いくら脳が高度情報処理システムを有しているといっても、その処理能力を上回る情報が入ってきたら、大パニックになってしまいます。
大脳辺縁系が機能不全に陥り、大脳新皮質にもそれが波及し、さらにはそれが自律神経を司っている間脳にも影響を及ぼし、脳が機能不全になり『脳疲労』になってしまうのです。
脳疲労の症状
『脳疲労』によって間脳が機能しなくなると、自律神経や食欲中枢を司っているところが機能不全ということになるので、味覚などの五感に異常をきたすようになり、味がわからなくなったり、たくさん食べたくなったり、眠れなくなったり、感情が不安定になったりしてしまいます。
さらに自律神経のバランスが乱れてしまうので、倦怠感・不眠・不安・焦燥・動悸・息切れ・めまい・頭痛・耳鳴り・下痢・便秘・発汗・ほてり・冷え・イライラ・気分の落ち込み・やる気の欠如といった症状が現れてきます。
脳疲労対策
『脳疲労対策』は、はやり脳をしっかり休めてあげることが大切になります。
まずはしっかりと良質な睡眠をきちんととることです。
良質な睡眠は副交感神経を優位にして、身心を休息モードにしてくれるため、脳の疲労が行われるようになります。
食事は就寝の2~3時間前に済ませ、軽い運動や入浴もお薦めです。
脳疲労に効果的な食材としては、ω3脂肪酸を多く含むDHAやEPA豊富な魚や亜麻仁油・えごま油・シソ油、ナッツ、緑黄色野菜、大豆、卵、鶏肉などがお薦めです。
脳をパンクさせるスマホやパソコンは、脳疲労を誘因します。
ちょっとスマホでSNSをチェックというだけでも、脳は多くの情報処理に追われます。
脳を疲労させないためにも、脳がぼんやりできる時間をつくることも大切です。