英文法を勉強していくと、まず最初に習うのが五文型ではないでしょうか。
主語(S)と動詞(V)を中心として考えたもので、次のようになっています。
英文の基本5文型
第1文型(S+V)
My father laughed loudly. (私の父は大声で笑った)
SはVするという訳になり、後ろに修飾語や修飾句がついてくる型です。
第2文型(S+V+C)
My father is happy. (私の父は幸せだ)
S=Cという関係が成立する型になっています。
第3文型(S+V+O)
My father drives a car. (私の父は車を運転する)
SはOをVするという役になる型です。
第4文型(S+V+O+O)
My father gave me a car. (父は私に車をくれた)
Sは~に~を…したとなる型になります。
第5文型(S+V+O+C)
My father made me happy. (父のおかげで私は幸せになった)
主語+動詞+目的語+補語の型になります。
ここまでは、中学の英文法の教科書にも載っている内容になるかと思います。
動詞に注目した英文を理解するための7パターン
ところがこれとは別に、動詞の働きに注目し、英文を7つのパターンに分けることができます。
Be動詞型
I am a teacher. (私は教師です)
She looks happy. (彼女は幸せに見える)
動詞をはさんで、前と後ろがイコールになるパターンです。
つまり、私=先生、彼女=幸せ です。
自動詞型
I swim in the pool. (私はプールで泳いだ)
後ろに名詞や形容詞が直接つかない自動詞のパターンです。
他動詞型
I need your advice. (私は君のアドバイスが必要です。)
動詞の後ろに必ず名詞がくるパターンになります。
~ing型
We enjoyed watching movies. (私たちは映画を見るのを楽しんでいた。)
動詞の後ろに~ing形がくるものです。
to不定詞型
I decided to become a doctor. (私は医者になることを決めていた。)
動詞の後ろにto 不定詞がくるパターンです。
that節型
I heard that you like baseball. (私は君が野球が好きだということを聞いている。)
動詞の後ろにthat節(that + 主語 + 動詞 )の形になっている。
SVOC型
Her smile makes me happy. (彼女の笑顔は私をハッピーにさせてくれる。)
第5文型と同じ形です。
つまり、動詞に注目をすれば、
まず、動詞の前後がイコールとなっているか、動詞の後に名詞や形容詞が直接つかないか、~ing、to不定詞、that節になっているか、そうでなければ、動詞の後ろに名詞がついてきているか、SVOCの型になっているかどうかということで、英文が理解しやすくなってきます。