記憶力とやる気 | 賢脳トピックス

記憶力、つまり物を覚えるには、「やる気」がとても大切です。

興味があることは、別に覚えようとしなくても頭に入っていたりしますし、興味がないことでも受験勉強などで覚えなければと仕方なくやる気を起こしてやることで覚えられます。

やる気がなくても門前の小僧の経?

「門前の小僧習わぬ経を読む」という言葉の通り、それほど興味がなくても、覚えようとしなくても覚えてしまうことはあります。

しかし、これには毎日毎日、何回も同じものを繰り返して聞いて自然に覚えています。

もちろん、記憶力がいい人は、数日でお経を覚えてしまうかもしれませんが、そうだとしても、もし覚える意志をもって、やる気を出して本格的に覚えていれば、もっと早く覚えることができたでしょう。

やる気と7つの欲求

人間が何かをしようとするときのエネルギーになるのがやる気で、その時の感情が「~したい」という欲求です。
そして、そういった感情は、7つの欲求から生まれてくると言われています。

1.生きたい
2.自由でありたい
3.楽しみたい
4.知りたい
5.創造したい
6.人と関わりたい
7.自己を超越したい

そして記憶力を高めるたまには、このような欲求(気持ち)を持つことがやる気につながっていきます。

自分に興味があることは、もっと知って知識を深めたいと思うでしょう。つまり4番目の「知りたい」という欲求がやる気を引き出すので、記憶力が高まります。
結果、興味があることはよく覚えられるのです。

趣味に必要な知識は、3番目の覚えてもっと楽しみたいということで記憶力が高まっていきます。

将棋や囲碁の定石を覚えたり、ゲームのコツを覚えたりなどというのもこれに該当するかもしれません。

記憶術のコンテストなどに出ている人は、7番目の自己を超越したい、自分をもっと高めたいという欲求からやる気を出しているのかもしれません。

やる気のエネルギーを削ぐネガティブな感情

勉強や記憶力アップのためには、やる気が大切であるが、そのエネルギーを削ぐネガティブな感情が障害になります。

心配や不安、ネガティブな感情があると、それが心を圧倒し、ひどくなるとほとんど何もできなくなってきます。

何もする気がなくなり、絶望感を覚えると、そこから抜け出せなくなってしまいます。
こうした感情は、やる気の天敵です。

こうならないために、毎日の生活の中で、ポジティブに考える習慣をつけることも大切です。

もし、今自分がネガティブな感情にとらわれているとしたら、すぐに気分転換をすると良いでしょう。

散歩でもいいですし、雨が降っていたら家の中の引き出しを整理しても良いでしょう。
友達に電話をしてみるのも良いですし、本棚にしまってある本を読んでみるのも良いでしょう。

そうすると、楽しいことに意識が集中できるようになり、やる気を起こせるようになり、記憶力を高めることができるベースの環境が整ってきます。

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