試験勉強をするときに、ある程度知識を習得したら、過去問を解いてみるという人も多いのではないでしょうか。
なぜ過去問をやるといいのか
多くの試験勉強において、まったく過去問をやらずに試験に臨むという人は少ないのではないでしょうか。
過去問はやるべきで、最低限やらないまでも目を通すぐらいはしておくべきです。
過去問が手に入らないというのであればともかく、手に入るのであれば、試験前にやらない手はありません。
できれば、1回分ではなく、過去数回、あればそれ以上の過去問に触れておくべきでしょう。
過去問をやる、やらないまでも目を通しておく一番のメリットは、試験問題の傾向がわかるという点です。
どのような範囲の問題が出されるのか、どのような質問のしかたをしてくるのか、どの程度のレベルの問題がでるのかがわかるのです。
出題者側に立ってものごとを考えてみると、特に資格試験などでは、その資格を与えるにあたり、知っておくべき知識、知っておいてもらわないと困るというものが多く出題されます。
何回かの過去問をみるにあたり、そうした重要な項目、おさえておかなければいけないポイントが見えてくるのです。
時間と余裕があれば、実施に解いてみるのが一番ですが、時間がなかったり余裕がない場合でも、過去問に目を通して、どういった範囲が出題されているのか、どの程度のレベルの問題なのかを知っておいたほうがいいのです。
大学の学科試験などでも、過去問が出回ったりしたりしますが、この教授はどういった問題を出すのか、過去問がなければ、記述式の問題なのか、マークシートの問題なのか、知識を問う問題なのか、全体の流れと思考力を試すような問題が中心なのかによって、勉強の仕方もかわってくるはずです。
過去問は、できなかった問題を徹底復習
過去問をやるときに、ただやって、ああ正解だった、間違えた、結果何点だった。。。終わり!ではもったいないし、過去問をやる意義が半減してしまいます。
せっかく質の良い、試験問題の出題傾向にあった良質な問題をやるのですから、自信もあり完璧にできた問題には○、間違ってしまった問題には×をつけて選別し、×がついた問題を徹底的に復習します。
人間は、間違ったという不快な感情から、それが頭に刻み込まれより記憶に残るのです。
みんなの前で間違えて大恥をかいた問題は、記憶に残るという経験をしたことがある人もいると思いますが、まさにそれです。
過去問は、新しいものから
よく過去問を使って勉強するときに、例えば過去問が過去10年分入手できたとします。
古いものから順番に過去問に挑戦していこう、そして試験の直前には最新の過去問にまで手が回るようにすればということで、この計画どおりに勉強できれば言うことはありません。
しかし、もしあまり時間に余裕がないのであれば、過去問は新しいものから解いていったほうが無難です。
10年前のものから解いていって、7年前までは勉強できたけど、時間切れで直近の3年分の過去問は手をつけれず試験に臨むことになったというのでれば、直近の3年分の過去問しかできなかったほうがマシかもしれません。
というのも、過去問も10年も前の話になると、傾向も出題範囲も違ってきたり、下手をすれば出題者も変わっていたりします。
一番直近のものほど、最近の傾向を表していて、今度受ける試験の参考になるからです。
もし、時間に余裕がないのであれば、過去問は新しいものからチャレンジしていくことをオススメします。