誤訳しやすい関係詞は切れ目がどこまでかかるのかが重要 | 賢脳トピックス

英語なんて単語の意味さえわかれば、だいたいそれをつなぎあわせればだいたいの意味なんてわかってしまうという人もいますが、やはり正確に意味をくみとるのであれば、きちんと文法や構文に則って読み込まなければなりません。

どうでもいい日常会話ならいざしらず、仕事で英語の書類を読むときなどはきちんと間違いなく解釈する必要があります。

誤訳といってもそんなに意味は変わらない?

誤訳するといっても、単語の意味が変わるわけではないし、背景常識なども加味して読めばそんなに意味を大きく取り違えることなんてないんじゃないの?という人もいるかもしれません。

例えば、次のような文章はどうでしょうか。

I have always wondered at the passion many people have to meet the celebrated.
私は多くの人々が持っている有名人と知り合いになりたいという強い気持ちに対して、かねがね驚いてきた。

この文書の誤訳例もあげてみると次のようになります。
私は多くの人々が有名人と会わなければならない強い気持ちに対して、かねがね驚いてきた。

ちょっとこの訳じゃ常識的にみてもちょっとおかしいかなとわかるかと思います。

この2つの訳を比べてみると、意味がだいぶ違ってきてしまいます。
有名人と知り合いになりたいという強い気持ちなのか、有名人と会わなければならないという気持ちなのか、両者では意味合いが違ってきてしまうのです。

なぜ意味合いが違ってきてしまったのか

それでは、なぜ意味合いが違ってきてしまったのでしょうか。どこでどう取り間違えたのでしょうか。
そのポイントが、関係詞なのです。

例文をみてみると、関係代名詞が省略されています。(関係代名詞は●の位置に入ります)
I have always wondered at the passion ● many people have to meet the celebrated.

そしてこの文の先行詞は、passion になります。
そして、passion は、have という動詞の目的語であることがわかれば、「多くの人々が持っている強い気持ち(有名人に会いたいという)」となるわけです。

「~しなければならない」というように、have to のつながりではありません。

特にこの文章だと主語は I 、動詞は wondered となり、passion は目的語になりますが、このように主語以外の目的語などに対して関係代名詞などが続く場合は、例文のように誤訳してしまう可能性が高くなってくるので、どこまで続くのかをよく見極めて読むことが大切になってきます。