動詞を制するものが外国語習得を制する | 賢脳トピックス

日本語同様に、英語をはじめとした外国度にはさまざまな品詞があります。

その中で特に重要と言われているのが「動詞」です、

外国語習得のカギは、その言語の動詞に強くなることであると言われるように、その外国語を自由に操れるようになるためには、その言語の動詞を1語でも多く使いこなせるようになることです。

文法から考えても動詞が重要ということがわかる

英語で考えてみると、英語には中学で習ったように5文型があります。

これに関しては、違う意見の人もいるようですが、とにかくその中心、核となっている部分は『主語+動詞』という部分です。

つまり、動詞は全ての文型に登場してくる最重要な品詞なのです。

リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング、これらの訓練は、動詞を中心に行っていくことが重要で効率的だということも言われています。

人間のコミュニケーションを図るツールとして言語があり、それは一つ一つの文単位になっていて、その文には、五文型でもわかるとおり、動詞が必要だということを考えても、動詞の重要性が理解できると思います。

外国語における動詞と名詞・形容詞・副詞の違い

英語学習で、困ったときに辞書を引いて参考にするのですが、このとき特に頻繁に辞書が引かれるパターンが、時間に関係する副詞・副詞句・副詞節の表現と、動詞の語彙や活用形についてであることがわかっています。

『広辞苑』で「動詞」について調べてみると、「事物の動作・作用・状態・存在などを時間的に持続し、また時間的に変化していくものとしてたら得て表現する語」となっています。

つまり、名詞・形容詞・副詞は三次元的であり静止画的で、動詞はそこに時間軸が加わった四次元的で動画的なものと言うことができます。

日本人が外国語の習得が苦手なのは、動詞が軽視されているから?

日本人が英語の習得が苦手な理由として、言語の周波数などをあげる人がいますが、言語の中での動詞の地位の問題をあげる人もいます。

英語などでは時制がしっかりしていて厳密なのに対し、日本語は、最も動詞の地位が低い言語の一つと言えるかもしれません。

こうした日本語の特性が、外国語を学習するときの一つのハンディキャップになっている可能性があります。

日本語は動詞の地位が低いということは、どういうことなのかというと、動詞の語彙が少なく、文を作る上でも一般動詞を使う頻度が相対的に低いのです。

その根拠の一つとして、英語などでは主語のすぐ後に動詞が着たりしますが、日本語は、「私は、昨日銀座で、とても美味しい軽食屋を見つけた」というように、動詞が一番最後になっています。

美味しかったんだ・・・みたいな感じが先に来てしまいますが、英語などでは「私は、見つけた、昨日、美味しい軽食屋を」みたいになり、何を「見つけたの?」となるので、根本的に違ってくるのです。

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