高齢化社会の中、いつまでも認知症にならず、健康な脳を維持したいという人も多くなっています。
どうせ食事をするならば、脳に良い食品を摂りたいものです。
脳のためにオススメの栄養素
脳の働きのことを考えたとき、オススメの栄養素がいくつかあります。
ビタミンE
ビタミンEは、すぐれた抗酸化作用をもっていることから、アルツハイマー型認知症の予防に効果が期待できます。
ビタミンEは、肌や髪を若々しく保ち、美容効果も期待できます。
ビタミンEは、煎茶の茶葉、アーモンド、松の実などに多く含まれています。
レシチン
レシチンは、アセチルコリンという神経伝達物質の材料になる脂質の一種です。
レシチンは、脂質の代謝や睡眠に深く関わりがあり、不足してくると、記憶力や集中力の低下の原因になると言われています。
レシチンが多く含まれるものとしては、卵黄、納豆、豆腐、味噌などがあります。
DHA
DHAは、ドコサヘキサエン酸という不飽和脂肪酸のω3脂肪酸です。
機能性食品などでは、DHAが配合されているものもありますが、血管や赤血球の細胞膜を柔らかく保ち、血流をスムーズにして動脈硬化などを抑える作用があり、そのほか、脳の血流の改善にも役立ち、脳の栄養となり、脳の活性化につながります。
食品としては、アジやイワシやサンマといった青魚に多く含まれています。
ポリフェノール
ポリフェノールにはいろいろと種類がありますが、認知症予防に効果的であるとされているものもあります。
米ぬかに含まれているフェルラ酸や、緑茶の茶カテキン、ウコンのクルクミンなどが、注目を集め、研究をされています。
勉強や仕事の合間に飲むお茶や珈琲も脳に良い
勉強や仕事の合間には、気分転換もかねてお茶や珈琲を飲む人も多いと思いますが、お茶や珈琲も脳に良いのです。
緑茶
実際に、緑茶をよく飲む人には、アルツハイマー型認知症の発症が少ないという研究報告もいくつかあります。
マウスを用いた動物実験では、茶カテキンがアルツハイマー型認知症になると脳にでてくる老人斑の面積が、47~54%も減少したという研究結果もあります。
お茶の旨味成分であるテアニンには、リラックス効果もあるので、お茶は勉強や仕事の合間に一服するには適した飲み物と言えます。
珈琲
珈琲と脳の関係というと、珈琲に含まれているカフェインが、脳を興奮させて眠気を抑え、脳を活性化させるというイメージがあると思います。
しかし、珈琲にはカフェインの他に、クロロゲン酸というポリフェノールの一種も多く含まれています。
このクロロゲン酸には、がん、糖尿病、動脈硬化、人治療などの予防効果が期待されています。
脳に効く名コンビ
お酒のつまみやちょっとしたおやつに、小魚とアーモンドが入ったお菓子、アーモンドと片口イワシなどがが売られています。
イワシは青魚ですので、DHAやEPAといった脳に良い不飽和脂肪酸が豊富に含まれていて、脳の働きを活発にする働きがあります。
アーモンドには、抗酸化成分でありアルツハイマー型認知症の予防に効果が期待できるビタミンEが豊富に含まれていて、ミネラルも豊富です。
受験勉強のおやつには、小魚とアーモンド、そして珈琲がオススメです。