頭に良いビールのおつまみ | 賢脳トピックス

ビールの相棒ともいえるのが枝豆ですが、枝豆は賢脳食として知られています。

枝豆は、大豆の成長途中の未熟な時に収穫されたものです。
つまり枝豆を収穫しないで、そのままにしておくことで大豆へと成長していきます。

枝豆は賢脳食材

大豆と言えば、米、麦、粟、稗と並び、五穀に数えられる主要な穀物で、『畑の肉』とも言えるほどタンパク質が豊富です。

枝豆は、大豆と比較するとビタミンAやビタミンCが多くなっています。
幸いにして日本人は、昔から大豆そのものの他に、枝豆、豆腐、納豆、豆乳などといった大豆製品を多く食べる習慣があります。

大豆レシチンの働き

そして賢脳食として考えた場合、枝豆には大豆レシチンが多く含まれています。

レシチンは別名ホスファチジルコリンで、リン脂質の一種で、ヒトの体を構成する細胞の一つ一つ包む細胞膜の成分です。
レシチンは、特に神経の細胞に多く存在し、新しい細胞を作り出したり、細胞に必要な栄養を取り込んだり、老廃物を排出したりする働きがあります。

レシチンは吸収されると肝臓でコリンに合成されます。そしてそのコリンを原料として脳で神経伝達物質であるアセチルコリンが合成されます。
アセチルコリンは、ドーパミンやセロトニンなど神経伝達物質の材料になる成分として欠かせません。

アセチルコリンの仕事

アセチルコリンは、記憶を助ける役割があります。

脳の中の大脳基底核の働きを良くして記憶を助ける作用があります。

だからアセチルコリンの原料であるコリンのもとになる大豆レシチンを多く含む大豆や枝豆が『ブレインフード』と呼ばれるのです。
さらに、アセチルコリンには、神経伝達物質として神経細胞の信号を伝達する働きがあり、記憶・学習・運動・知覚・睡眠・認識などほとんどすべての脳機能と密接に関係しています。

コリンを多く含む食材

賢脳のため、アセチルコリンを増やすためにコリンを多く含む食品を食べると良いと言えます。
アセチルコリンは、アルツハイマー病の予防にもつながります。

コリンを多く含む食材には、枝豆・大豆の他、ハーブ・スパイス類、ナッツ類、ブロッコリーやほうれんそうなどの野菜があります。
さらには生卵の黄身には100gあたり680mgのレシチンが含まれています。
インスタントコーヒーにも100gあたり100mg含まれています。

コリンの1日量

米国ではコリンの重要性に着目していて、米国の農務省(USDA)では、コリンの目安量を男性1日550mg、女性1日420mgとして設定しています。

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