すぐにできる使える英単語の効率の良い記憶法 | 賢脳トピックス

英語の学習において、英単語の暗記ほど無味乾燥で退屈でつらいものはありません。

そして一度覚えてもすぐに忘れてしまったり、覚えて知ってはいるんだけどいざというときに出てこなかったり、うまく使いこなせなかったりもします。

受動的語彙ではなく、能動的語彙に

英単語を見せると、かなりマイナーな単語でも知っている人がいます。

しかし、そういう人が必ずしも英語を使いこなせているかというと、そうとは限りません。
英単語はいっぱい知っていても、いざ英会話となったり、英語で文章を書くとなると、まったく使えないという人もいるのです。

これは、英単語を覚えた後に問題があります。

英単語について、意味を覚えてもそのままにしておけば、それは単なる知識でしかなく、それも時間が経てばどんどん忘れていってしまいます。

実用英語においては、単に多くの英単語を知っているというのでは全く意味はなく、いかに知っている単語を自由自在に使いこなせるかという能力が非常に重要になってくるのです。

見たとき、聞いたときに理解できる「受動的語彙」ではなく、実際にアクティブに使える「能動的語彙」のレベルまで覚える必要があります。

英単語は何周もさせて自然と覚えていくのが一番

英単語を覚えるとなると、一度に覚えてしまおうとか考える人がいます。

一つの単語を完全に覚えるまで何十回も発音しなおすというようなやり方では、なかなか先に進めませんし、覚えてもすぐに忘れてしまいます。

それより、一つの英単語を覚えるのに使う時間は短く、一定量の英単語を覚えたら、一定期間を開けて、再び見直し繰り返し覚えていく、つまり1回にかける時間は短く、それを何周も回りて覚えるやり方のほうが効率的です。

英単語を覚えるときはイメージを大切に

英単語を覚えるときに、『英単語 ⇔ 日本語訳』で覚えていく人が多いと思いますが、この方法はベストとは言えません。

たとえば、私達が母国語で会話していてキリンの話しをしているときに、「キリン」という文字を頭にイメージして会話をしているでしょうか。
動物園にいるキリンやアフリカの草原を駆け回っているキリンの姿を頭に思い浮かべているはずです。

『giraffe ⇔ キリン』というように覚えいくやり方だと、giraffe という単語を見た時に頭の中にまず「キリン」という文字が浮かんできます。

それからキリンという文字からキリンの姿を連想することになります。

これでは giraffe から日本語の「キリン」という文字をいったん介してから、キリンをイメージしているので、日本語の「キリン」という余計なものが、giraffe とキリンの姿のイメージの間に入ってきてしまいます。

イメージを大切にした覚え方

まず英単語を見て意味を確認します(3~5秒)
日本語訳をそのまま覚えようとするのではありません。

その意味の先にあるイメージや感覚を大事にしましょう。例えば、giraffeという英単語を覚えるとき、「キリン」という日本語の丸暗記を行うのではなく、「キリン」のイメージを強く意識します。

こうすることで、より感覚的に英語を捉えられるようになりますし、1つの単語にかける時間を短くすることができます。

次に、「キリン」をイメージしながら発音します(7〜10秒)
実際に発音して音で覚えることで、聞いたときに理解できるだけでなく、話したときに相手に伝わるようになります。

記憶術でゴロ合わせで覚えたり、カタカナ英語で覚えたりすると、見たらわかるけど聞き取れない、発音したときに通じないといった問題が起きてしまうのです。

発音をちょっと意識するだけで、そんな問題からも解放されます。
できれば、その英単語を使って文をつくってみます(10〜15秒)

このペースでどんどん英単語を学習していきます。
だいたい30秒ですが、を超えて覚えていないかもしれないと思っても、「これは見たことあるな」くらいで次の単語に移ることです。

覚えられないところにこだわらずにどんどん先へ進み、まずは1周します。
そして1周目が終了したあとに、忘れている単語もたくさん出てくると思いますが、1周目で覚える必要はありません。

2周目以降は、覚えた単語はさっと目を通す程度にして、次に進んでいきます。

おそらく5~10秒で次の単語に進むことができると思います。
こうしてどんどん英単語を覚えていけばよいのです。

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