要領よくやるのはずるいことなのか | 賢脳トピックス

要領よくやるというと、ズル賢いというイメージを持つ人もいますが、どう考えるかは人それぞれです。

基本は、それで他人に迷惑をかけていないのであれば、自分は自分、他人は他人ではないかと思うのです。

ルールの範囲内であればいいのでは

要領よくやるということは、それがルールの中であれば、いかに効率よく目標を達成するかということを考え、そのためには自分はどう行動すればいいかということを考えてやっているわけですから問題はないと思います。

同じルールの中でやっているので、条件は同じですし、人によっては課題を出しておいて、それをどういうふうに達成していくかという行動を見ている人もいるかもしれません。

受験勉強などで一生懸命勉強するのが当り前だということで勉強してきた人が、大学に入ってあまり勉強をしておらず、試験前に慌てて過去問解説などのコピーを手に入れ、なんとか一夜漬けで追試を免れたといったようのを見ていると、なんなんだろうと思う人もいるかもしれませんが、これは人の考え方です。

例えば、この科目は好きだし、将来の仕事にも直結してくるものだから、そんなものは当てにせず一生懸命勉強するけど、この科目は選択科目だし、とりあえずの目的が単位をとるために勉強すると言うのであれば、そういった科目は適当に過去問対策でもして、切り抜けてしまい、それで余った時間を、バイトにあてるとか、自分の好きな勉強を極めるとか、自分の趣味を満喫するというのでいいのではと思います。

いかに楽するかを考えることは悪いことなのか

楽をするというと、サボるというイメージがありますが、目的を達成するために、どの方法をとったら一番楽に目標に到達するのかを見極めて、その上で楽な方法でチャレンジしていくというのは、悪いことどころか、頭の効率的な使い方だと思います。

大学の試験で、過去問解説集なるものを手にいれるために、それじゃどう人脈を築いていき、どのようなお願いをすればいいだろうか。
人脈という人脈はないけど、友達の友達に GIVE & TAKE でなんとか入手できないものだろうかといろいろ考えて行動すること自体、それが社会勉強になるというふうに考えることもできます。

たとえば試験範囲の中から問題を10問出しますが、そのうち5問を回答してくださいという試験があった場合、範囲の全てを勉強するのではなく、試験範囲の半分しか勉強していかず、自分が勉強していったところの範囲を選択して解答すればいいというやり方も考えらえます。

もしかしたら、そのように試験前にあえてそのような問題の出し方を言ったということは、この科目にあまり興味がない人もいると思いますので、そういう人は範囲の半分だけ勉強してそこを選択すればいいですと言う意図があったのかもしれないのです。

ルールの中でいかに効率的なやり方を見つける訓練も大切

試験によっては、半分を選択させて解答させるものや、A41枚だけはカンニングペーパーとして持ち込み可というようなユニークな試験もあります。

こういう試験こそ、要領の良さをいかに発揮するのか考えるが面白いとも言えるでしょう。

半分を選択させる問題では範囲の半分しか勉強していかなければ省エネですし、A41枚のペーパーとなれば、コピーは不可と言っていないし、表裏両面もありだよね。だったら要領よくまとめたものを縮小両面コピーすれば、普通の4倍は情報をつめこめるよねといったように、そいうことを考えることも楽しくなります。

これはけしてズルではなく、与えられた条件でいかに効率がよく要領のいいやり方を見つけ出すかを試されてる試験かもしれないと考えてみると面白いかもしれません。

もっとも、何でもかんでも楽することばかり考えていてはいけませんけど、このような頭の使い方も大切なのかもしれません。

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