最近は、インターネットも普及して、なんでもGoogleなどで検索できるようになりましたし、コンピューターもディープラーニングの時代に入ってきています。
ディープラーニングの時代
ディープラーニングは、深層学習のことで、対象の全体像から細部までの各々の粒度の概念を階層構造として関連させて学習する手法ということになります。
つまり、人間が自然に行うタスクをコンピュータに学習させる機械学習の手法のことで、AI(人工知能)の発達を支えている技術です。
例えば、自動運転などの技術で、停止標識を認識したり、電柱と人間を区別したりするのも、ディープラーニングが可能にしている技術と言われています。
Googleでググる時代からChatGPTの時代へ
ChatGPTは、オリジナルのテキストを作ることができる人工知能ツールで、対話型形式で、質問にAIが答えるというものです。
例えば、桃太郎と金太郎が出てくる昔話を作ってくださいと入力すれば、すぐにその物語が自動的に作成してでてきます。
質問形式でなんでも答えてくれます。
ChatGPTで質問すると、その解答は大学入試や医師国家試験にも合格するレベルであると言われています。
下手をすると、大学の小論文が自動で作成できたり、もう人間のライターなんていらなくなる時代がやってくるのではないかともいわれています。
こうしたA Iの台頭により、これまでは新人時代に仕事の仕方や仕組みを学び、それを根幹にして仕寧をすればよかった時代から、現代社会では今まで学んできたこと、仕事をしていたことを A Iに取られてしまい、新しく様々なことを憶え、身につけていかなくてはならなくなってきています。
AI時代だからこそ、記憶力が大切になってくる
一見、便利で何でもわかり、いろいろなことを記憶していなくても何でもできてしまう時代のように思われがちですが、便利なChatGPTにも落とし穴があります、
偽情報が拡散されるようになったり、個人情報の漏洩につながったり、詐欺メールなど悪用するする人がでてきたり、偏った見解が増幅されたりしてしまいます。
実際に現段階では、ChatGPTで質問しても、それがすべて正しいとは限りません、
かなり間違った答えもでてきています。
こうしたときに、より多くのことを記憶していてそれを体系的に整理できていれば、周辺知識や関連した事項も質問することにより、間違いに気づくことができたり、より具体的に周辺知識も併せて質問することにより、正確な答えを導きだせたりします。
AIの時代だからこそ、より記憶力がものをいう時代になってきているのかもしれません。
何でもAIが答えを出してくれるから記憶力なんて必要なくなるなんていうことではなく、多くの情報の中から、正しい情報を取捨選択できる情報リテラシー能力が問われていくことになる時代だからこそ、人間の頭脳や記憶力が試されてくるのかもしれません。