英語を学習しようとしたとき、その英単語にはいろいろな種類の品詞があります。
英語の品詞
英語の品詞には次のようなものがあります
名詞、代名詞、動詞、形容詞、副詞、前置詞、接続詞、間投詞
そして、よく言われる英語の5文型。
今更言うまでもないと思いますが、おさらいを兼ねて
第Ⅰ文型 : SV
第Ⅱ文型 : SVC
第Ⅲ文型 : SVO
第Ⅳ文型 : SVOO
第Ⅴ文型 : SVOC
そして、この5文型のうち、すべての文型に出てきているのがSとV、つまり主語と動詞です。
主語になり得る品詞は、名詞のほかに代名詞も主語になれますが、動詞になれるのは8種類ある品詞のなかでたった1つ、動詞のみです。
動詞は、基本主語の直後に置かれ、主語の動作や状態を説明する言葉です。
つまり、動詞さえ知っていれば、動作や状態を説明する部分がわかることになりますので、読解や作文においても、最重要な品詞です。
2種類ある動詞
動詞には、学校で習ったように、自動詞と他動詞の2種類があります。
ひと言でいうと、目的語を持たないのが自動詞、目的語を持つのが他動詞です。
辞書を調べると、自動詞は、vi(intansitive verbの略)または、「~を・・・する」と記載されています。
一方他動詞は、vt(transitive verbの略)または、「~する」と記載されています。
動詞の覚え方はどうするか
一般的には、似たような意味を持っていて、少しニュアンスが違う動詞をグループで覚えるとか、いろいろな方法があります。
それは素晴らしい方法ですし、英語が上達する近道といってもいいでしょう。
英文を丸ごと覚えようとしてもなかなか覚えられない
よく、英語の学習は、いかに単語集の例文を暗記できたかという人もいるくらい、例文を丸暗記するというのは英語の学習にとって非常に有用な手段です。
しかし一方、日本語の文だって覚えるの大変なのに、そんな英文をいくつも覚えられないという人も多いと思います。
覚えられても、覚えるのに時間がかかったり、頭から取り出すのに時間がかかってしまったりします。
かといって、英単語集をA~Zではないですが、Aからかたっぱしから力業で暗記していったとしても、それではなかなか生きた英語は?身につきません。
abondon : 見捨てる とだけ覚えていても、応用がききにくいのです。
英語の動詞の覚え方は、自動詞と他動詞によって違ってきます。
自動詞の場合は、目的語がつかないので、副詞と一緒に覚えると良いでしょう。動詞と一緒に副詞も覚えることができます。
例えば、run fast (速く走る) といったように覚えていけば良いでしょう。
fastという副詞がついているので、自動詞としての使い方だということもすぐにわかります。
目的語になりうるのは、名詞か代名詞か形容詞です。副詞がきている時点で、目的語ではないということになります。
したがって、この動詞 run は自動詞として使っているんだなということがすぐわかるわけです。
他動詞の場合は、目的語がつくので、目的語とセットで覚えてしまうのが良いでしょう。
例えば、run a company (会社を経営する) といったように覚えていけば良いでしょう。
runは、走るだけでなく、経営するという使い方もあるとわかりますし、company という目的語がついているので、ここでは他動詞としての使い方ということも自然とわかります。
知らない単語が動詞かどうかを見分ける方法
最後に、わからない単語があった場合、動詞かどうかざっくりと見分ける方法を1つ。
英文中に見慣れない単語がありますが、その形からそれが動詞だとわかれば、文の構造を理解する上で非常に有利になります。
そこで、知らない単語が動詞である可能性が濃厚といった見分け方をとりあげてみました。
それは、語頭・語尾で見分けるのです。
語尾が、-en、-fy、-ize となっているか、語頭が、en- となっていれば動詞の可能性が高いでしょう。
ただ、-en など、動詞の分詞が形容詞的に使われたりもしますので、一概には言えませんが、一つの目安になるので、覚えておいて損はないでしょう。