TOEICのpart5・6が苦手だけどどうしたらいいのか | 賢脳トピックス

ビジネスにおいても、TOEICの点数により昇進が決まったり、任される仕事が変わってきたりする時代になってきました。

TOIECは、リスニングとリーディングに分かれていて、その中でも、リーディングに関しては前半戦のPart5・6は、英文法に関する問題になっています。

長文読解が苦手でPart7が時間切れという人でも、Part5・6は得意でポイント獲得源になっているという人もいれば、どうも逆にPart5・6のほうが苦手だという人もいます。

Part5・6が苦手な人は何が原因なのか

TOIECのPart5・6、英文法問題の傾向を分析してみましょう。

TOEIC運営員会によって公表されているPart5・6の224問を分析してみると、品詞や文型を問う問題が約23%、語彙を問う問題が約32%、語法を問う問題が約13%となります。

Part5・6に苦手という人は、次のように感じている人が多いと思います。

「TOEICのPart5・6は語彙問題ばっかり」
「TOEICのPart5・6は選択肢の単語を知らないと解けない」

どうしてこんなことが起こるのかというと、それは「英文法の力不足」が原因なのです。

TOEICのPart5・6の間違った勉強法

TOEICのPart5・6に限っていうと、成績がなかなか上がらないのは英文を読む量が少ないんだといって力づくでいっぱい英文を読みまくったりする人がいます。

確かに多読により読むスピードは上がるでしょうし、Part7の問題を解くスピードが上がるので、Part7の成績は上がってくるかもしれませんが、Part5・6の成績を上げることには直接つながりません。

また、英文法なんだから構文を一生懸命勉強しなくちゃと、これは〇〇構文だななどと一生懸命暗記する人もいますが、TOEICではそんな難解な英文はほとんど出題されません。

問題は、真の英文法の力不足なので、やはり英文法を1からしっかりと理解し勉強していくことが近道になります。

英文法を意味からだけ考えると間違える

英文法はなぜ必要なのかというと、英文を読んだり聞いたりするときに意味が理解できるようになるためと、書いたり話したりするときに正しくできるようにするためです。

だから英文法の問題は意味をしっかり考えなければいけないとして、意味を考えてしまうと、間違えてしまう可能性があります。

This new measure may have a ------ impact on us.

(A) signify
(B) significant
(C) significancy
(D) significantly

これを訳して意味を考えて解こうとすると
「この新措置は私達に(  )影響を及ぼすかもしれない」
(A)「重大である」
(B)「重大な」
(C)「重大性」
(D)「重大に」
すんなり意味が通じてしまう選択肢が複数でてきてしまい迷ってしまいます。

英文法の知識がしっかりしていれば、たとえ measure という単語を知らなくても正解することができます。

may have は、助動詞+動詞原型
a は冠詞なので、その後は名詞のかたまり
on us は修飾なので、その前で切れる

「a ------ impact」で一つの名詞と判断できます。

もっと言えば、impact の意味すら知らなくても、動詞は have で使われているし、副詞でもなさそうだし、impact は名詞だろうと判断できれば回答できます。
冠詞の後にあって、名詞の前にあるもの、それは名詞を修飾するもの、つまり形容詞

signifyは動詞、significantは形容詞、significancyは名詞、significantlyは副詞、つまり正解は(B)のsignificant

このように、構造・形だけで、意味を考えなくても正解できるのです。

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