TOEICの点数をすぐにあげたいならPart5・6 | 賢脳トピックス

英語の実力を測るのに一つのモノサシとなっているのがTOEICで、グローバル化社会において、TOEIC600点以上とか、TOEIC750点以上というのを、就職や昇進の条件としている会社もあります。

学生のころ英語が苦手で、大学受験のとき英語は多少は勉強したが、大学に入ってからは、大学の英語のテストは、試験前に過去問をちょっとやって、出回ってきた虎の巻とかでしのいでいたという人、つまり英語が苦手で嫌いで、しかもここ数年あまり勉強してこなかった人が、何も勉強もしないでTOEICを受けると、400点どころか、300点ぐらいの点数しか取れなかったりします。

でも、それで落ち込むことはありません。そこから伸ばしていけばいい話です。
ちょっとした要領をつかむだけで、すぐに100点や200点ぐらい上乗せできる可能性もあります。

TOEICで点数を取りやすいところは

ろくに勉強もせずに、はじめてTOEICのテストを受けて、300点とか400点しか取れなかった人でも、ちょっと勉強すればすぐに点数は、勉強していなかった分、ぐんと上がるのですが、リスニング問題に関しては、あまり英語のリスニング練習をやってこなかった人なんかは、TOEICで読まれる英語は、何を言っているのかちんぷんかんぷん。
ろくに単語1つ1つの発音すれも聞こえなかったりします。

もちろんリスニングはある程度慣れというものがあるのですが、Part1、Part2はある程度、問題のパターンもあり、TOEIC用に問題集などを買って勉強すれば比較的早い段階から効果が出てきます。

問題は、Part3やPart4で、ここの部分の正解率を上げてくるというのは、ちょっと時間がかかります。

ペーパーテストに慣れている英語上級者でも、Part3やPart4は苦手という人もいるでしょう。

リーディングに関しては、Part5が文法関連、Part6が長文穴埋め、Part7が長文読解となりますが、長文読解は英文をかなり読みこなしていて、またTOEIC用の勉強や時間配分に慣れていないと、時間がタイトで、TOEIC800点ぐらいとる人でも、最後の設問は時間切れで適当にマークしたなんていう人もいるくらいです。

ましてや、TOEIC500点、600点レベルの人にとっては、当てずっぽではなく、全部きちんと英文を読んで設問を解くことは至難の業です。

こう考えると、TOEICテストで、400点~700点レベルの人がもっとも点を取りやすいのは、Part5・6ということになります。

つまり、TOEICで400点~700点レベルの人が短期間に点数をアップするコツは、できるだけPart1では取りこぼさず、Part2の正解率を上げ、リーディングでは、あまり時間をかけずにPart5とPart6の正解率を上げることです。

Part5・6の問題は3パターンに分けて考える

Part5とPart6は、比較的英語が苦手な人でも点数がとりやすく、英語が苦手な人でもちょっと努力して勉強すれば9割~9割5分以上の正解率を出せるPartです。

なぜならば、知識偏重型、暗記重視の日本の教育の中、勉強してきた人たちにとっては、単語を覚えて、文法のパターンを暗記し、TOEICテストの問題パターンになれれば、そのまま点数になるからです。

つまり、慣れている他の科目での学校のお勉強と同じ形の勉強をしていけば、点数が伸ばしやすいのです。

英語の音声が聞き取れないとか、多読を繰り返して読解速度が徐々に上がっていくというように、Part3・4やPart7ほどはハードルが低いのです。

Part5・6の問題を3パターンに分けると次のようになります。

  1. 単純に単語力を問う問題
  2. イディオム(単語の使い方)を問う問題
  3. 純粋な品詞や時制などの文法を問う問題

単語力とイディオムは知っているか知らないかの問題です。知っていれば、問題の一部だけを見ただけで1秒で答えがわかる場合も多いです。

純粋な文法問題も、例えば選択肢の単語を知らなくても、単語の形を見れば正解できるものもあります。

問題は英文になっていますが、半分以上の問題は、ろくに英文を読まなくても、選択肢と( )の前後だけ目に入れれば解ける問題です。

TOEICの過去問から、徹底的にパターンをたたき込めば、TOEIC500点レベルの人でも、Part5・6に関しては、100%まではいかなくても90~95%ぐらいの正解率は出せるのです。

だから、どうしても英語が苦手で嫌いだけど、TOEICの点数をすぐに上げなければという人は、リスニングではPart1・2、リーディングではPart5・6を強化するところからはじめていくのが近道かもしれません。

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