受験勉強や資格試験、試験にもいろいろな科目や内容がありますが、試験にしろ、クイズにしろ、小論文などは別として、大きく分けると、知識偏重型、思考力・発想力重視型、語学型に分けれるのではないかと思います。
知識偏重型
これは、科目でいうと、理科・社会系の科目。
小学校で言えば理科・社会。高校で言えば、地理・歴史・政経・公民・生物・化学・地学といったような科目であり、その他、多くの資格試験や漢字テストなどもこれにあたるでしょう。
テレビのクイズで多いのもこのパターンです。
つまり、知識を直接問われる問題で、覚えていれば・知っていれば簡単に解ける問題です。逆に言えば覚えていなければお手上げで、マークシートならばうろ覚えでもなんとか回答することができたり、勘で回答することもできるでしょうが、記述式になると難しいでしょう。
とにかく、知識として暗記・記憶すれば、それがそのまま点数になるようなものです。
これはとにかく理屈抜きで覚えればいいでしょう。
思考力・発想力重視型
これは、決められた公式を使って、どう目的にたどりつくかというものです。
科目でいえば、小学生なら算数、中学生・高校生なら数学・物理、資格試験なら、計算問題など、それに囲碁や将棋、麻雀なんていうのも、これに該当するでしょう。
つまり、与えられたツールを使い、どう問題を解決していくかという思考力を要する問題であったり、図形問題などで、解答を導くヒントを見つけ出すような力を問うようなものです。
語学型
語学は、そもそも勉強するというより慣れるというもので、目からの知識だけでなく、耳からの音なども駆使することになり、とにかく数をこなしてスピード感も必要となってくるもので、知識偏重型、思考力・発想力重視型とも少し違う別の勉強の仕方をしなければなりません。
数学的科目や資格試験の勉強法
数学的科目とは、数学や物理、そして計算をさせるような資格試験ですが、これらは、過去問や参考書の例題を中心に勉強すると効率が良いでしょう。
問題は勉強の仕方で、最初、参考書で勉強するような時は、すぐに解けるような問題なら良いのですが、すぐに答えが出てこない、解法が思い浮かばない問題であれば、う~んと唸っていても時間の無駄です。
時には、う~んと粘りぬいて、問題を解き抜く力も必要で、そうした練習も大切ですが、最初、例題を学習するような段階では、まずは答えを見てしまうのです。ただ答えを暗記するのではありません。
答えをみるというよりも、解法をみて、なぜこのような解き方をしているのかを理解することが大切です。
ゼロから自分の力で考えるのは難しくても、参考書に載っている例題がどうしてこういう解法をしているのかは、理解できるでしょう。
もしわからなくても、その前の解説のペ―ジなどを読めば理解できるでしょう。それでもわからなければ、わかる人にどうしてこういう解法になるのかを理解し納得いくまで聞いてしまいましょう。
そして、それを理解したら、その問題を一つのパターンとして覚えてしまうのです。
ちょうど、囲碁の手筋や、将棋・チェスの定石を覚えるようなものです。このパターンが来たらこれというような感じでパターン暗記をしてしまいます。
パターン暗記をする利点
多くの問題は、パターンで解けるか、パターンとパターンの組み合わせで解けます。
もちろん、数学や物理をきちんとやる人からすれば、そんなやり方は邪道だと思うかもしれませんが、理解した上での暗記ですし、テストで点を取るのが目的ならばよいのかと思います。もちろん勉強法には、個人差があり向き不向きはあると思います。
パターンとして暗記していれば、思考に時間がかからずスムーズに問題を解くことができますし、理解した上でパターン暗記をしていれば、パターンとパターンをうまく組み合わせて問題を解くこともできます。
つまり、数学的科目の場合は、理解したうえで、使えるパターンをどんどん暗記していってしまう。ある面、チェスや将棋と似ているところがあるのかもしれません。