雑談というと、仕事とは関係ないどうでもいい話と思いがちですが、『雑談力』という言葉もあるくらい、人とコミュニケーションを取っていく中で、雑談の果たす役割は意外と大きいものです。
雑談といっても、その人の考え方や、知識の豊富さがでてきたりもしますし、雑談が面白い人というのは魅力があります。
人によっては、仕事のプレゼンよりも、普段の雑談によって、「コイツの能力は大したことがないな」とか「いやいや、コイツかなりできるな」と評価を下す人もいます。
プレゼンよりも雑談で判断を下す人の思考
なんで仕事で重要なプレゼンよりも、どうでもいい世間話みたいな雑談によって能力を判断する人もいるのだろうか。
これは別に判断している人が雑談好きなだけとか、雑談で気があったからという理由ではありません。
プレゼンでとても流暢によどみなく説明ができたとします。
しかし、これはある面、マニュアルに頼れば誰でもできるし、一通りプレゼンで問題なく説明できたとしても、それは仕事なんだし、しょっちゅう同じようなプレゼンをしているのであれば、できて当たり前と考えられてしまうのです。
それよりも、雑談のほうが、その人の考え方、ビジネス感覚、時代感覚が色濃く反映され、また本当のコミュニケーション能力があるかどうかが見れるのです。
雑談といえばお天気の話し?
雑談といえば、お天気・気候の話しと考える人も多いのではないでしょうか。
話しに困った時の鉄板ネタでもあるお天気の話しは、どんな人にも使える無難な話題と言えます。
しかし、ビジネスの相手であれば、悪くはないのですが、あまりオススメできません。
なぜならば、お天気ネタはありきたりすぎるからです。
友達や知り合い、仲間との井戸端会議であれば無難な鉄板ネタであっても、ビジネスの場では平凡という評価になってしまいます。
無難であればいいじゃないかというのであれば、別にかまいませんが、雑談でもアピールしたいという人であれば、オススメできないのです。
ビジネスでアピールするための雑談ネタ
ビジネスでアピールしたいというのであれば、Up to Date な話題がいいでしょう。
なぜならが、時代感覚が鋭いということをアピールできるからです。
スマホでも、PCでも、インターネットを使い最新情報がGETできる時代です。雑談の中でさりげなく、そうした話題に触れると「いろいろなことを、こまかくチェックしているんだな」という印象を持ってもらえます。
雑談していても、いつもお天気ネタでは、発展性がありませんし、情報化時代のビジネスマンであれば、常に新しいネタでの雑談となれば、相手の見聞も広がりますし、雑談をしていても楽しい、役に立つということのなります。
別にたかが雑談ですので、別にプレゼンをしっかりやるのが重要という考え方も正論で、そう思うのであれば別に雑談は適当でも良いでしょう。
でも雑談でアピールしたい、距離を縮めたいと考えているのであれば、雑談のネタも考えてみてもいいのかもしれません。