アイデアマンは、実はアイデアマンじゃなかった? | 薬剤師トピックス

職場で会議や打ち合わせをしていると、次々と面白いアイデアや斬新なアイデアをポンポンと出してくる人がいます。
職場の中では、アイデアマンと呼ばれ、ひらめきの天才とか、想像力があるとか、頭が良いということで、周りからも一目置かれる存在になっていたりします。

本当に新しいアイデアなのか

アイデアマンがポンポンと出してくる斬新なアイデア、面白いアイデアは、本当に新しいアイデアなのでしょうか。

アイデアマンはあたかもその場でアイデアがパッとひらめいているように感じますが、実はそういったアイデアは、すでに世界中で何百人、何千人もの人が思いついているものがほとんどです。

さらに言えば、時代をさかのぼっていけば、さらに多くの人々がいるわけですから、どんなに斬新なアイデアに見えても、実際はそれとほぼ同じようなアイデアは、世界中の誰かが既に過去に考えついている可能性が非常に高いのです。

まあ、よっぽどの天才なら別かもしれませんが、凡人が思いつくアイデアなんて所詮そんなもので、たかが知れているということになります。

もし本当に天才がいて、誰も思いつかないような斬新なアイデアを提案したとすれば、そのアイデアは人類の先を進みすぎていて、周りの誰からも理解されずに、ヘタをすると「この人は頭がおかしい」というレッテルを貼られて終わってしまうことさえあるかもしれません。

アイデアマンの努力

斬新なアイデアではないとしても、アイデアをポンポンと思いつく人はすごいと思いますが、そうしたアイデアマンは常日頃からいろいろなことにアンテナを張っていて、それを結びつける能力に長けているのでしょう。

そして、自分の中で引き出しをいっぱい作っているのです。

そしていざというときに、そういえばこの問題を解決するのは、あの引き出しとこの引き出しを開いてアイデアを引っ張り出してくれば、なんか突破口になるだろうとひらめくのです。

つまりアイデアマンは、多くの引き出しを持っていて、その中から今の課題にあった引き出しを素早く見つけ出すことができるのでしょう。

アイデアマンになるには

凡人が頭をひねってパッとひらめくようなアイデアは、過去に誰かが思いついていたりするものです。

今ある目の前の問題は、過去の誰かがなんらかの形で解決していることが多いのです。

そこで本を読んだり、ネットを調べたり、常に情報をインプットする努力をしていれば、引き出しが増えて、アイデアマンになれるのです。

アイデアマンやクリエイティブな人と言われているほとんどの人は、アイデアを思いついているのではなく、過去から拾ってきたものを応用しているのかもしれません。

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