コミュニケーションが重要視される調剤薬局 | 薬剤師トピックス

私たちはコンビニなどで物を買う時に、選んだ商品を黙ってレジに出し、適当にパネルを押して、ほとんど店員とも会話をせずに店を出るという人もいると思います。

また最近ではセルフレジなどもあり、店員さんと顔すら合わせなくても買い物ができるようになっています。

しかし、医薬品の場合は、適正に使用してもらうための服薬指導も大切で、情報と化合物がセットになって、はじめて医薬品としての価値がでるものです。

大切な対人業務

2020年9月に、改正薬機法が施行されていますが、薬剤師は調剤時に限らず、必要に応じて患者の医薬品の使用状況把握や服薬指導を行うことが義務化されています。

調剤した医薬品の適正使用のために必要と認められることは、患者の医薬品の使用状況を継続的かつ的確に把握し、関係者と情報を共有し、薬学的知見に基づく指導をおおkなわなければならない旨がしっかりと薬機法にも明記されています。

薬剤師は、医師からの処方箋を受け取り、医薬品を正確に調剤し、医薬品を提供し会計をするといった対物業務だけでなく、個々の患者に対する服薬状況の確認や指導、服薬上の問題点などを関係者にフィードバックすることが大切です。

調剤薬局において、対物業務としては、処方箋の受け取り、保存、調剤、薬袋作成、監査、医薬品の交付、在庫管理などがあげられ、対人業務としては、処方箋のチェック、調剤後の継続的な服薬指導、服薬状況の把握、服薬情報の処方医などに対してのフィードバック、在宅訪問での薬学的管理などが、対人業務とされています。

重要視される薬局業務の中での対人業務

薬剤師の仕事として、年々その役割が大きくなってきているのが、対人業務です。

2016年に薬機法が改訂されましたが、患者ごとに1人の薬剤師が継続して薬歴や服薬状況などを管理し、適正な薬物地用をサポートする『かかりつけ薬局』の考え方が設けられ、それに対する『かかりつけ薬剤師』に関する報酬も新たに設けられ、報酬も設けられています。

患者の同意を得たうえで、かかりつけ薬局としての業務を行うと、いっていの点数が加算されるしくみになっています。

服薬アドヒアランス

服薬アドヒアランスとは、患者が薬物治療の意義や服用の大切さを理解して、積極的に治療に取り組む態度のことで、この服薬アドヒアランスを考慮し、処方した医師に減薬の提案を行い、処方される内服薬が減少した場合には、服用薬剤調整支援料や、地域支援体制加算などが算定できるようになります。

患者の医薬品の使用状況の把握や継続的なフォローアップについては、医薬品の適正使用に携わる専門職であることから、実施すべきものですが、法律として義務着てが明記されました。

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