『チャンス』をものにできるかどうかは、人生の成功において大きなポイントになります。
それだけ大きなことなので、昔の偉人もこの『チャンス』に関連したいろいろな言葉を残しています。
チャンスは時間の有効活動から生まれるもの
『時は金なり(Time is money.)』は時間というものの貴重さを言いらわわした有名な言葉で、アメリカ合衆国建国の父とも言われ、100ドル紙幣の肖像画にも描かれているベンジャミン・フランクリンの言葉です。
時間を空費するなかれ。常に何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つ。
つまり、時間を浪費することがどれほど人生を無駄にしていることにつながっていくのかを認識すべきであり、その時間を浪費するという選択は、自分が望む人生が実現するのを妨げていることに気づくべきである。
自分で選択しているのだから、自分の人生が実現するのを妨げているのは、周囲の人でも環境でもなく、いつも自分自身なんだということになります。
空海と並び日本の有名な名僧で、伝教大使とも言われ、比叡山延暦寺を開いた最澄は、次のように言っています。
『努力というものは、わずかの時間や暇も惜しんでしなければならない。』
人生、遊びもなければ息がつまりますし、精神衛生上、100%時間の有効活用などはできないと思いますが、目標を立てて、それに向かって無駄な時間はなるべくカットするという意識を持つことも大切です。
本は手の平から放たれる幸運のエネルギーである
別に外出しなくても、時間を有効活用できる方法はいくらでもありますが、その一つが読書です。
本は人間の生活を豊かにしてくれます。
浄土宗の開祖と言われる法然は、『書物を読めば、何らかの恩恵が得られる』と説いていたそうです。
良書に触れて、その中に心に残る言葉や考え方を人生の指針とすれば、生き方が変わり、運まで開けるようになります。
本を読むことによって大きな気づきが得られることは多いのです。
心温まる話や。、とっておきの話を知ることで、知識が豊富になったり、心が現れることもあり、生き方や考え方が自然と良い報告に変わっていくきっかけを得ることができるのでうs。
家での時間、ゆったりとした音楽をBGMに、珈琲でも飲みながら、じっくりと読書をするという贅沢な時間を過ごしてみると、何か新しい発見があるかもしれません。
チャンスは誰にでもやってくる
よく、自分になんかチャンスは回ってこないさと言う人がいます。
世界の偉人は、こんな人に対して、異論を唱えています。
アンドリュー・カーネギーは、『チャンスに出合わない人間は一人もいない。それをチャンスにできなかっただけである。』と言っています。
カーネギーの言葉だと、どうせ労働者をうまく働かせるための資産家・経営者としての視点だろ? 偉そうなことを言いやがってと反発したり、懐疑的に思う人もいると思います。
しかし、苦労された松下幸之助さんは、『普通の努力ではチャンスをチャンスと見極められない。熱心の上に熱心であることが見極める眼を開く。』と言っています。
最初から、チャンスなんてこないと諦めて努力をしなければ、チャンスがきてもそれをチャンスだと気づくことすらできない。
だから日頃から諦めずに努力を重ねることが大切なんだと言っているのです。
チャンスはあるかどうかはわからないが、努力もしなかったら、チャンスをチャンスとすら感じることができずに見逃してしまうのです。