自分は自分、他人の評価なんてくそくらいと思っていても、なかなか難しいところがあります。
なぜならば、昇進や給与も、所詮は他人の評価によってきまってしまうからです。
昇進や給与にもかかわってくるとなると、生活に直結してくる問題です。
他人からなるべくよく評価されたいと思うことは自然なことです。
他人の悪い評価は気にしない
他人の評価によって、昇進や給与が決まるのであれば、他人の評価を全く無視はできません。
もっとも、昇進も金もいらないというのであれば、そんなことは気にしないかもしれませんが、他人の評価も考えた上で、できることはやって努力することは大切です。
しかし、中には、他人の評価が悪かったとき、それによって落ち込んでしまう人がいます。
こうなると、その後仕事にも影響し、モチベーションの低下にもつながってしまいます。
所詮人間、評価なんて正確にできない
世の中が他人での評価から成り立っているものの、その評価は主観的なものが多く、あてになりません。
よく自分について悩んだり、他人と比べたり、他人の評価を気にしてしまうかもしれませんが、そもそも人間は自分の価値を正確に測ることなんかできません。
したがって、他人の評価、他人から言われたことで、自分は価値がない人間だなんて思ってしまうことは全くのナンセンスなのです。
人間なんて、自分の価値どころか、目の前にある物の長さすら、物差し無しでは正確に測ることができません。
だからこそ、人間は自分の価値を客観的に測るなんてことができるわけがありませんし、ましてや他人を客観的に評価するなんてことはできるわけもないのです。
つまり、他人にどう評価されようが、それは非常にあいまいな根拠に基づくものでしかなく、そんなことで気に病む必要もないのです。
自分の評価はできないものなのか

自分の評価ができないと、ヒトはどうやって今の自分の状態を把握し理解すればいいのでしょうか。
前に進んでいくためにも、成長するためにも、自分の評価はしておきたいものです。
他人のことは自分のことよりもわからないので、正確な評価はできるわけもなく、そんな他人と自分を比べても、その比較自体が正確ではありません。
そこで、昔の自分、1年前の自分などと比較してみると良いでしょう。
自分自身の能力やスキルを客観的に記録していうことで、自分の成長を確認していくことができます。
1年前にできなかったことができるようになっているということが分かれば、自分の成長を実感でき、自分に対する根拠ある自信にもつながるのです。
こうすることで、根拠のない曖昧で主観的な世間や周りの評価に振り回されることはなくなってくるでしょう。