昔から、涙は女の武器というようなことを言う人がいます。
男性の中には、女性に泣かれることに対して精神的負担を感じてしまう人が多く、涙を見せることで物事が思い通りに進んだり、ケンカを自分が優位な状態で終わらせることができたりするというところから、涙は武器だということで、涙は女の武器だというような言われ方がします。
嫌悪コントロールとは
嫌悪コントロールの代表的なものが、涙は女の武器というものです。
赤ちゃんが、お母さんやお父さんに自分のやってほしいことが伝わらないときに泣いたりします。
泣いたりぐずったりすることで、お母さんもお父さんも赤ちゃんの言いなりになってしまったりします。
赤ちゃんの場合は、まだ言葉を発することができなかったり、うまく伝えることができないということですが、同じことを言い大人がやろうとすると、みっともなく映ってしまうものです。
おもちゃを買ってもらえない子供が、おもちゃ屋の前でぐずったり、駄々をこねていた李するのを見たことがあるかもしれませんが、あれもまさしく嫌悪コントロールなのです。
嫌悪コントロールは、相手が嫌悪感を抱くような刺激を与えることで、相手を自分の思い通りに動かそうとする行為です。
泣いたり、怒ったり、ふくれたり、ぐずったり、こういった行為は相手に対して嫌悪感を抱かせます。
このような嫌悪感を抱かせる行為をわざとすることにより、わかった望み通りにするからもうやめてくれとなってしまうわけです。
嫌悪コントロールの乱用はみっともない
自分の思い通りにならないからといって、大の大人が人前で泣いたりぐずったりしているのは、非常にみっともないことです。
自分の思い通りになるからといって、しょっちゅうやっていたのでは精神年齢を疑われかねません。
これでは、おもちゃを買ってもらえないでグズてる子供と大差ありません。
そこで、この嫌悪コントロールを使うのは奥の手でというのがオススメです。
奥の手は左手
奥の手は、とっておきの方法という意味ですが、奥の手は「左手」のことを指します。
余談ですが、昔の日本では、左のほうが右よりも尊いという思想があります。
その証拠に、右大臣、左大臣と言えば、左大臣のほうが右大臣よりも位が上ということになります。
奥の手つまり切り札はここぞという時に切ってこその切り札です。
自分の思い通りになるからといって、嫌悪コントロールを乱用していると、わがままなヤツだと思われ、しまいには相手にされなくなってしまいます。
どんな刺激でも繰り返していれば、そのうち慣れてきてしまうものです。