定年後、置いてけぼりにされる会社の重役 | 薬剤師トピックス

現役でバリバリ働いていたときは、多くの名刺に囲まれて、それが自分の大事な人脈で、財産だという人でも、定年となり、職を失えば、それは役にたたず必要ありません。

会社で敬意を表されていたのは役割に対してだと自覚すべき

会社での役職、役割に対して人脈が必要だったわけで、その役を解かれれば、意味を持ちません。

年賀状にしても、無駄な人付き合いにしても、人脈が広ければ広いほど、やめづらいかもしれません。

何十枚、何百枚の年賀状をもらっていた人も、本来の友人は10人もいれば十分かもしれません。

今では、何十枚、何百枚も年賀状を書いて、紙の無駄遣い、郵便職員の負担を増やすのではなく、SNSで、「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。」と書いておけばそれで許されるような時代にもなってきました。

定年した男で、重役など会社でも高い地位にいたい人は特に、見栄や安いプライドがあったりしますが、定年となり職からはずれれば、タダの人で平場に戻ることを自覚すべきなのです。

どんな大企業で重役を務めていた人も、万年平社員だった人も、会社を定年になればみんな同じなのです。

爺さんの安っぽいプライドほどみっともないものはない

「私は、ロンドン支店の支店長をやっていました。」などと過去を自慢しても、ただ嫌われるだけです。

女性は、学歴や仕事など関係なく、井戸端会議をしていますが、男の人である程度の社会的地位にいった人はとくに、プライドが邪魔して、なかなかそこに加われません。

階層意識などで張り合ってしまったりしますが、こんなことをやっていると、苦しくなるのは自分自身なのです。

定年後の弾性は、妻に頼り切りになる人も多く、炊事・洗濯・掃除はすべて妻任せで、自分はボーっとして1日を過ごすなんていう人もいて、妻からすれば大迷惑なだけです。

給料を運んできたときは許せても、何もせずに偉そうに「あれをしろ! これをしろ!」などとやっていれば、ついには堪忍袋の緒が切れて、熟年離婚なんてことにもなりかねません。

いらぬプライドなどは捨てて、妻はもちろん、若者や周りからも嫌われない爺さんになる努力が必要となってくるでしょう。

仕事が趣味ですという人が危ない

仕事があるうちは、「仕事が趣味です」というのも立派な生き方だと思いますが、定年となって仕事がなくなってしまったら、注意が必要です。

仕事はそこそこに、自分の趣味をあきらめず大切にしてきた人は、趣味関連での人脈もあり、人生を楽しむことができ、いきいきとしています。

定年になってからでも遅くはなく、時間はたっぷりあるわけですから、昔あきらめていた趣味を定年を機に再開するとか、新たな趣味をみつけてそれに没頭すると、ボケ防止にもなりますし、そこで新しい人脈もつくることができます。

このとき、変なプライドを持っていると、邪魔になってしまい、仲間外れにされてしまいますので、くれぐれも過去の栄光は栄光として、新たな趣味に向かってスタートすることが大事です。

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