常識にとらわれずチャンスをつかむ発想法 | 薬剤師トピックス

現代日本の競争社会、競争に勝つためには発想、着眼点というものが大切になってきます。
今後、超高齢化社会をむかえ、日本の人口はどんどん減っていきます。

将来、人口が減りパイの奪い合いになる

 

人口が減るということは、物を購入し消費したり、サービスを受けたりという人達が相対的に減るわけですから、日本全体の購買力は落ち、少なくなったパイの奪い合いとなっていきます。

そうなると、他にはない独自性といったものが大切になってきます。

年金生活者の割合が増えるため、安くても余計なものには金は使いません。みんなこれからもどんどんとシビアになっていくでしょう。
ただ安ければいいという時代は終わってしまったのです。

新幹線よりも高い夜行バスという逆転発想

夜行バスは、ゆったりと眠れず疲れる、時間がかかるということで、例えば東京-大阪を2時間半で結んでしまう新幹線と比較すると、格安なのに利用されないといったこともあります。

2時間半で新幹線で行けるなら、何も深夜夜行バスなんか利用しないで、当日の朝一ののぞみ号にのれば、9時からの会議に十分間に合おうということになってしまいます。

新幹線の中で、朝食を食べ、新聞を読み、珈琲も飲み、ちょこっと資料に目を通せば、時間の節約にもなるというわけです。

東京-大阪で考えると、片道で新幹線や航空機で考えると1万4千円前後となります。

通常は、時間もかかる深夜夜行バスというと、せめて値段だけでも新幹線や航空機に比べて安くないとという発想になりがちです。
そして、深夜夜行バスの売りも、従来は格安で利用できるというところが魅力になっていました。

そこで、東京-大阪がなんと片道2万円という深夜夜行バスが登場したのです。
新幹線や航空機よりも時間がかかって、さらに価格面でも6千円も高い深夜夜行バスです。

なぜ、高くて時間もかかる深夜夜行バスがヒットしたのか

深夜夜行バスといったら、低価格で移動できることが売りでしたが、この格安というアイデンティティを思い切って捨てたのが深夜夜行バスでした。

そこで考えられたのが、夜間、快眠バスで眠っている間に移動し、朝からフル活動でき、新幹線や飛行機よりも乗り心地が良く、仕事の時間がとれるというコンセプトでした。
快眠ブームが訪れ、快眠グッズが飛ぶように売れたということもありました。

孫子の次の言葉を思い出します。
「それのおもむかざる所に出で、そのおもわざる所におもむく」

つまり、敵や競合が思いも知らない方面に進んで打って出る。敵のいない所に進めば、疲弊しない。敵のいないところを攻めれば、成功するのも簡単ということになります。

発想の転換もチャンスをつかむのには重要な要素ということなのでしょう。