職場を見てみると、お尻の部分やキャップの部分がガサガサにささくれていたり、ボロボロになっていたりするボールペンがあったりしないでしょうか。
明らかに、ボールペンを噛んだ跡がついているのです。
ボールペンを見ただけで、その人の性格がわかる?
もし、ボールペンが噛まれて、お尻の部分やキャップの部分がボロボロになったものがあったならば、その持ち主は悲観論者又は悲観的考え方をする傾向が強いのではないでしょうか?
よくボールペンを噛むくらいだから、何かのストレスがあって噛んでいるんだろうというようなイメージがありますが、そうではなくて悲観的考え方をする人の傾向として現れているそうです。
煙草の吸殻でも性格がわかる?
ボールペンだけでなく、似たようなものとしてタバコがありますが、灰皿に置かれたタバコの吸い殻を見たとき、タバコのフィルータ部分が噛まれていたりする場合も、ボールペンを噛むクセと同じと言えます。
イギリスの心理学者であるオール・クラインは、イギリスの大学生600人以上に対して調査を行い、その結果、ペンを噛むくせがある人は、悲観主義的な傾向があると結論づけました。
悲観主義は、ペシミズムとも言われ増すが、世界を悪意と悲しみに満ちたものだとする基本的な考えがあります。
こう書くとすごい暗い人というイメージになりますが、ちょっとしたネガティブ思考の人、ネガティブ思考をもった傾向があると言ってよいでしょう。
ボールペンをよく噛む人の言動傾向
もちろんボールペンをよく噛む人が全てというわけではありませんが、イギリスでの研究でその傾向が顕著に表れていたのも事実です。
そして、悲観主義的な傾向がある人は、好きな人ができても「わたしにはあんな素敵な彼氏・彼女は、一生できるはずもない」と最初からあきらめてしまったり、仕事を任せられても「私にできるはずがない」と考えてしまったりします。
ボールペンは、おしゃぶりの代わり
ボールペンを噛んだり、タバコのフィルターを噛んだりという行為は、子供で言えば爪を噛んだりする行為に通じるものがあり、赤ちゃんにまでさかのぼれば、おしゃぶり似たようなものです。
何かを噛むという点においては、これらは非常に共通しています。
おしゃぶりは、赤ちゃんの特権ですが、おしゃぶりをすると乳児は落ち着きます。なぜならば、母親の乳首に似ていて、それを口に入れていることで母親から乳をいっぱいもらっているという安心感が得られるのです。
これと同様に、ボールペンを噛むのも、タバコのフィルター部分を噛むのも、爪を噛むのも、不安を和らげたいという心理が無意識にあらわれていると言えます。
あなたの周りに、もしボールペンを頻繁に噛んでいる人がいたならば、その人は不安を感じているのかもしれません。