大人のつきあいとなると、自分の感情を殺して、本音ではなく建て前で表面上はニコニコというのが相場になります。
よく会議の表現などで、「机の上ではニコニコ笑いながら握手、机の下では足を蹴り合ってる」なんていうことを言われたりしますが、一応心の中では好ましく思っていなくても、作り笑いぐらいはするものです。
作り笑いしているケースって意外とある
会議などで自分の意に沿わないような進行でも、その場を壊さないようにとか、今後の仕事のためにも円満にということで作り笑いをすることもありますし、飲み会などで飲んでいてもあまり面白くもないが、一応上司を立てて、作り笑いをしたり、場を盛り上げるためにわざと笑ってみせたりするケースもあります。
また友達と話しているときも、その話はもう何度も聞いているよというケースがあります。
そういうとき、「もうその話は何度も聞いているよ」というと角が立ちます。笑顔で相槌を打つというのが大人の対応というものでしょう。
作り笑いをすることが良いことなのか悪いことなのかということは、ケースバイケースや個人の考え方もあると思うので、ひとまず置いておくことにして、せっかく作り笑いをしてもバレる人にはバレています。作り笑いをできる俺って大人だよな・・・なんて思っていたら、その作り笑いバレバレだったりするのです。
どんなポイントで作り笑いがバレているのか
人間の感情というのは思っているほど素直で、顔の表情筋が豊かな人間は、どうしてもその感情にしたがって無意識のうちに表情筋が動いています。
どんなに作り笑いをしても、ほんの一瞬ですが顔がこわばったりしているのです。見る人はそういったサインを見逃しません。
突然に表情が消えたり、その表情が長すぎたり、急に表情が表れたりという不自然な変化があるときは、その表情は心の中とは裏腹にウソの可能性が高いと言えます。
また、言っている言葉と顔の表情に時間差がある場合、つまり言葉の後に表情がひっついてきたり、逆に机を叩くなどの動作のあとに表情がついてきたりしているような場合は、その表情はウソの可能性があります。
実は、作り笑いが得意だと思っている人ほど要注意
作り笑いが得意だとしょっちゅう作り笑いをしている人は、それだけ作り笑いをしている頻度が高く、作り笑いするときのクセが見破られている可能性があります。人間どうしてもクセというものがでてしまいます。ちょっとした作り笑いをするといのクセを相手に見破られている可能性はあります。
作り笑いができるのは人間だけ
人間以外の動物にも感情があります。だからこそ喧嘩をしたりしますし、人間に近い猿などを観察していると、笑っている顔などわかりやすいと思います。
しかし、いわゆる社交的な笑いである作り笑いができるのは人間だけです。
人間は、他の動物とは違い、どういう表情をすれば喜びの感情を表現できるかを知っています。だからこそ新皮質が発達した人間はとっさに作り笑いをすることができるのです。