相手の心の内を知りたい相手の心の内を知りたいメンタリズム | 薬剤師トピックス

最近、テレビで『メンタリスト』ということで、DaiGoさんが活躍されております。
ショー的なもので、相手が選んだカードを見事に当てたりしているところをみると、

「ああ、自分も商談とか会議で相手の心の内が読めたらな」
と思うと同時に、なんか超能力者なんじゃないかと思ってしまったりもします。

もちろん、メンタリストは超能力者でもなんでもなく、『メンタリズム』という科学的な手法・技術を使っているのです。

メンタリズムとは

『メンタリズム』とは、人間の心理的特性を踏まえた上で、相手の行動や態度、会話の中からその心の状態を読み解いていく技術になります。

具体的にどのようにやっているのかというと、まずは相手の行動や態度、会話の中の言葉に現れてくるものから、手掛かりを探っていきます。

そしてその手掛かりを元にいろいろと心理を読み解いていくのです。

相手の心を読み取れ、そして自分の思う方向に動かすことができたら、どんなに仕事にプラスになるかということは、誰しもが考えることですが、『メンタリズム』を本格的に勉強しようと思うと、奥が深くて多くの法則や理論、専門的な心理用語などを勉強しなければなりません。

しかし、日常のビジネスで効果的に活用しようというのであれば、そんな小難しい専門用語なんか覚える必要もありませんし、ちょっとしたコツをつかめば、すぐに身につけることができるそうです。

相手の顔を見ているだけでいろいろわかる

対話をしているときの表情の変化を観察するだけで、いろいろとその心理を読み取ることができます。
人間の表情筋は感情によって変化します。いくらポーカーフェイスを装ってみようとしても、どうしても感情によって表情筋が動いてしまうので、一瞬顔に微妙なサインが出てしまうものなのです。

話の内容にくいついてきている時は、目線が上下に動き、口は軽く開きがちになります。もし話の内容に興味がない場合は、逆に目線は左右にふらふら動き、口は左右にかたく閉じられます。

もちろんわずかな変化ですが、こうした変化を見流さないことで、仕事の打ち合わせなどで相手が話に興味をもっているかどうかがわかるわけです。
人間は、自分で思っている以上に、表情や言動、持ち物などに心理や感情がにじみ出てしまっているものなのです。

持ち物には注意

バッグからスマホやメモ、財布などを取り出すときに、バッグの中身がチラッと見えることがあります。
メンタリズムを心得ている人は、こうした瞬間も見逃しません。
例えば、バッグの中に単行本の背表紙が見えたりすれば、そこから相手がどんな本を読んでいるのかという情報が得られ、そこからどんなことに今興味を持っているのかといったことが察知できるわけです。

そして、しばらく時間をおいて、その興味があることをネタにして話を進めていくわけです。
ここで注意が必要なのが、「しばらく時間をおいて」というところです。

すぐにそのことを話題にすれば、「あなた、私のバッグの中を見たでしょ!」となってしまいかねないからです。

手帳もチェックされている?

商談や打ち合わせなどで、相手の前で開く手帳も見られているかもしれません。

バッグから手帳を取り出した時、バッグの中は整理されているのか、手帳にはどのぐらい予定が入っているのか、どんな感じの文字なのか、こういったことから、几帳面さや人間関係、社会性などがみえてきてしまいます。

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