ビジネスソフトに欠かせないソフトといえば、Microsoft Office で、ファイルのやり取りなどもWordやExcelなどで行われたりします。
ところが、会社でビジネスとして使う分には、ソフト代は会社負担でいいけど、個人として使うパーソナル使用としては、ちょっと高いと感じている人も多いと思います。
いろいろある Microsoft Office
一口に Microsoft Office と言っても、いろいろとあります。
2022年現在では、Microsoft Office は、Microsoft Office 2021となっています。
メインストリームサポート、さらにいは延長サポートの期間内として、2022年現在でビジネスで使われているものとしては、Microsoft Office 2013、2016、2019、2021といったところでしょう。
グレードアップするごとに、いろいろな機能が追加され、Microsoft Office を持っていれば、たいていのことはできてしまうのではないかというくらい機能面では充実しています。
Microsoft Office 2019や2021で言うと、入っているソフトは、Word、Excel、Power Point、Outlook、Access、Publisherになりますが、製品によって入っていないものもあるので注意が必要です。
Microsoft Office Personal は、WordとExcelとOutlookしか入っていません。これで価格が3万円超となると、さすがに高機能とはいえ、個人で使うには割高に感じてしまう人も多いと思います。
Power Point を使いたければ、Microsoft Office Home &Businessを購入する必要がありますが4万円弱の価格になってしまいます。
全て揃ったものは、Microsoft Office Professional になりますが、6万5千円を超えてしまいます。
しかもMicrosoft Office 2021の場合だと、2026年、つまり4年でサポート期間終了になってしまいます。
これとは別に、Microsoft Office では、サブスクバージョンの Office 365 があり、これはすべてのソフトが使え、しかもその都度のバージョンアップにも対応できるので、複数台のパソコンに入れるというのであれば、サブスク版を利用するのも一つの手です。
価格は1年で約1万3千円になっています。
また、パソコンにプリインストールされているものだと、少し割安になっています。
サポート期間を考えると、パソコンが壊れるまで使い続けるならばプリインストール版、複数のパソコンで使用するならば買取り版、多くのパソコンで最新版を使いたいならサブスク版のOffic365となるでしょう。
低価格のOffice
機能は素晴らしいといっても、個人でMicrosoft Office 買うのは高いし、また2026年になるとサポートが切れたといって、新たにMicrosoft Office 2025だか2026だか2027だかを購入させられるというのであれば、少し暴利じゃないかと頭にきて、そんなら他のソフト使ってやるよと思う人もいると思います。
そこで、Microsoft Office と互換性があるソフトとしては、キングソフトの WPS Office2 があります。
Standard Edition だと、ワープロ・表計算・プレゼンテーションに加え、PDFの作成編集もでき、5千円弱とお手頃価格で、最近のパソコンでは、このWPS Office2をプリインストールしているパソコンも増えてきているようです。
他にも、ソースネクストのThinkfree Office NEO 7 があり、ワープロ・表計算・プレゼンテーションに加え、PDFの作成編集もでき、4千円弱とお手頃価格です。
いずれも、ある程度はMicrosoft Officeと互換性がありますが、Microsoft Officeで複雑なレイアウトを組んでいたりするとレイアウトが崩れたりすることもありますし、マクロなんかを組んでいると動かなかったりするケースがありますので注意が必要です。
簡単なことがそこそこできればOKというのであれば、結構使えます。
無料なのにすごい Libre Office

人によって、また使う目的によっていろいろあると思いますが、無料という点と、機能面を考えると、Microsoft Office の代用ソフトとしては、Libre Officeがオススメです。
LibreOffice 7.3となっていて、機能面でもかなり充実しています。
少し使いづらい部分もあるかもしれませんが、慣れると、かなりのことができ機能も優れています。
複雑なレイアウトや、結構凝ったマクロを使うといったMicrosoft Officeのヘビーユーザーでなければ、かなりのことができ、さらに他のフリーソフトと組み合わせて使うと、もう大抵のことはできてしまうのではないかと思うくらいです。
Writer(ワープロ)、Calc(表計算)、Impress(プレゼンテーション)、Draw(ベクタードローグラフィック)、Base(データベース)、Math(数式作成)から構成され、117の言語で利用できるというだけでもすごいです。
無料でデータベース(リレーション)まで使えるのですから、Accessが入ったバージョンで6万5千円を超えるMicrosoft Officeのことを考えたら、使わない手はないでしょう。
関数も基本的な関数はだいたい用意されています。
主要なところだと、Phonetic関数がないのですが、ふりがなにしたい列をコピーし、フリーソフトの「Kanji2na」を使ってカナ化したものを隣の列にコピペすれば、フリーソフトだけで簡単に代用できます。
プレゼンテーションは、動画作成できないのですが、スライドショーはいろいろできるので、それをフリーの録画ソフトOpen Shotなどを使うと良いでしょう。
ダウンロードはコチラ
https://ja.libreoffice.org/