最近では、ネイルケア商品もいろいろ出ているようですが、爪は肌の延長上で主成分は細胞骨格を構成する蛋白質のケラチンになります。
しっかりと栄養をとり、保湿ケアをすることが、健康で透明感ある美しい爪につながります。
爪と栄養素
爪の主成分であるケラチンは、硬質ケラチンというもので、シスチンが鎖状に結合して形成されています。
従って、シスチンを含む良質な蛋白質をしっかり摂ることが大切ですが、こうした蛋白質は大豆や小麦から摂ることができます。
ビタミンB2は、細胞の再生や成長を促進し、新陳代謝を活発にすることから健康な爪の形成に役立っています。
ビタミンB6は、爪の構成成分であるシスチンを生成するときに必要不可欠なビタミンです。
ビタミンAは、薄くなった爪を硬く丈夫にするのに必要なビタミンです。
ビオチンは、ケラチンの合成に必要なコラーゲンの生成を促進します。
鉄は、不足すると爪が反り返る原因になるので鉄分不足には注意するようにします。
亜鉛は、欠乏すると爪の形成に影響を及ぼす、蛋白質の合成に必要なミネラルです。
爪トラブル
爪には、縦線が入ってしまったり、着色してしまったりといろいろなトラブルがあります。
爪に縦線が入る一番の原因は乾燥ですので、オイルケアなどで保湿することがオススメです。
また爪に縦線が入る人は、水仕事のとき手袋をして保湿力を維持すると良いでしょう。
爪の色素沈着は、濃いマニュキュアを使ったことによることが多いとされていますので、気になるならマニュキュアの色を少し薄い色にしてみるのも良いかもしれません。
爪の下の皮膚は、他の部分の皮膚の2~3倍もの水蒸気を出していて、そこのマニュキュアや透明コート剤を塗ると、水蒸気の発散が妨げられてしまうので2日以内に落とすようにします。
除光液を使うと爪が乾燥する原因にもなるので、マニュキュアを落とした後はオイルでしっかりと保湿することが大切です。
爪のオイルケア
健康で美しい爪を保つには、爪の保湿ケアが重要で、そのための爪のオイルケアがオススメです。
オイルケアで保湿することで、透明感あるつやつやした爪になります。
植物油100%を爪の裏側と指の間に垂らします。スポイトがあれば便利で、オイルは爪の左右に少し流れるくらいの量が目安です。
オイルを垂らしたら、両手の指先をよくもむようにすり合わせ、爪の表面、裏側、甘皮にオイルを塗りこみます。
次に、片方の手のひらに1円玉ぐらいの水を垂らし、反対側の手の指先と混ぜ合わせます。
こうすることによって植物油が乳化し、保湿力がアップします。
そしたらこれを手全体に刷り込み、両手の指と指を交差させ、指の間もしっかりとオイルを塗りこみます。