コンディショニングシャンプーの特徴 | 美容トピックス

髪は常に外気にさらされていて、汚れやすい部分なので、常に清潔にして、コンディションを保っておくことが大切になってくる場所ですが、ダメージを受けやすい部分になっています。

直接、日の光を浴びるほか、洗いすぎ、ドライヤーの熱、さらにはホットカーラーやカーリングアイロンによる加熱、パーマのかけすぎなど、髪が傷む要因は山ほどあります。

髪はダメージを受けてしまうと元には戻りませんが、幸いなことに、新しい髪がどんどん伸びてきて傷んだ髪と入れ替わっていってくれます。

泡立ちがいいから洗浄力に優れているというわけではない

シャンプーというと泡の力で汚れが落ちるというイメージがありますが、多くのシャンプーで使われている洗浄成分は、ラウリル硫酸ナトリウムで、この成分だけでは十分な泡立ちは望めず、そのために、ラウレス硫酸ナトリウムなどの成分が添加され、しっかりとした泡立ちを実現しているものもあります。

洗浄成分だけだと、十分な泡立ちが望めないことからも、泡の力で汚れが落ちているわけではなく、直接的には洗浄力には泡はあまり関係ありません。

しかし、泡には、洗浄成分をはじめとする成分を、髪や頭皮に濃度を保ったまま付着させておくことができるという働きがあり、洗浄力をサポートしています。

泡立ちがいいから洗浄力が優れているとは限らないのです。

ヘアコンディショナーの役割

髪を洗うとき、シャンプーだけ使うという人がいる一方、コンディショナーも使うという人もいます。

コンディショナーは、シャンプー後に髪のツヤや手触りをよくしてまとまりやすくするために使います。

シャンプーで髪を洗うと、髪を覆っている撥水性の皮膜を作っている油脂が過剰に除去されてしまうために、髪がぱさついたり、まとまりがなくなったりしてしまいます。

数日たてば、油脂が戻り、髪のコンディションも回復してきますが、数日も待っていられないので、髪を油性の膜で覆うためにコンディショナーが使われます。

髪の外側のキューティクルは、魚の鱗や鳥の羽根のようになって、ウロコ状の細胞がめくれあがったりしてしまうことがあり、こうした状態になる原因として、シャンプーやブラッシング、ブローなどがあげられます。

こうした時にコンディショナーを使うことで、ウロコ状の細胞が毛幹にぴったりとはりつくように作用し、櫛どおりも滑らかになります。

コンディショニングシャンプーの実力

コンディショニングシャンプーは、シャンプーの働きとコンディショナーの働きの両方を兼ね備えていて、これさえあれば、いちいちシャンプーとコンディショナーを使い分ける必要もないというわけです。

こうしたオールインタイプのコンディショニングシャンプーには、髪のコンディショニングを整えるためのコンディショニングオイル、そのオイルを延ばすための塗膜形成成分、陽イオン界面血清剤、シリコンポリマーなどの帯電防止剤が含まれています。

その一方で、洗浄成分は通常は少量しか入っていません。

なぜならば、洗浄剤が多く洗浄力が強すぎると、せっかくはいごうしてコンディショニング成分が洗い流されてしまうからです。

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