うんちをした後は、普通は手を石鹸で洗うと思います。
でもつい面倒くさくなったりすることがあります。
しかし、トイレに入ってうんちをしてトイレットペーパーでお尻を拭いた後は、きちんと手を洗うべきなのです。
うんちの中の大腸菌
うんちの中にある病原菌の代表選手といえば、大腸菌が挙げられます。
この大腸菌の大きさは約1μm、つまり1mmの1/1000の大きさです。
トイレットペーパーの繊維なんかは、余裕で擦り抜けてしまうのです。
もともとトイレットペーパーは、トイレに流してきちんと下水管を通っていくように、水に溶けるようにできています。
試しにトイレットペーパーを何枚か重ねて、そこにお茶やコーヒーを垂らしてみると、裏まで液体が染み出ていて、お茶やコーヒーの色で染まっているのが確認できます。
うんちの中の水に混じった大腸菌が、楽々トイレットペーパーを通過できることが容易に想像できると思います。
トイレットペーパーの過信は禁物

最近では、ウォッシュレットのトイレも増えてきていますが、ウォシュレットでお尻を綺麗に洗い流した後、トイレットペーパーで吹いたりします。
ウォシュレットでお尻を綺麗に洗い流すことで、その後トイレットペーパーを使った時、しみ込んだ水からの大腸菌を多少防ぐことはできます。
しかし、大腸菌の大きさが約1μmということを考えると、けして油断できません。
私は、手にうんちがつくのはイヤだし、トイレットペーパーを何重にもしてお尻を拭いてるから、当然手にうんちがつくなんてことは全くないし、うんちがついてないんだから、大腸菌だって大丈夫だよねという人もいるかと思います。
でも、これに関連して日本トイレ協会が、大腸菌群がトイレットペーパーを何枚通過するかという実験を行っています。
それによると、トイレットペーパーを36枚重ねたら、ようやく大腸菌群が検出されなくなり、大腸菌の侵入がブロックできたという結果がでています。
36枚重ねのトイレットペーパーというと、長さ約6mに相当します。
さすがに1回お尻を拭くのに6mもトイレットペーパーを使うという人はそうそういないと思います。
だからこそ、手洗いが大切になってくるのです。
注意したい糞口感染
細菌やウイルスの感染ルートに、糞口感染(ふんこうかんせん)というものがあります。
例えば、公衆トイレで前に入っていた人がノロウイルスに感染して下痢をしていたとします。
それが手について、その手を介して朽ちに入ることで、ノロウイルスに感染してしまいます。
だからこそ、トイレの後の手洗いが重要になってくるのです。
外の公衆トイレに入った後に、手を洗わないなどというのはもってのほかと言ってもいいかもしれません。
外科医では、せっけんを使って爪と指の間も忘れずに、親指のつけ根や両手の手首まできちんと手術のたびに5分ほど手を洗い、1日10回以上は手を洗ったりするそうです。
ここまでとはいわなくとも、トイレの後は石鹸等を使って、しっかりと手を洗うことが重要です。