気をつけたい正常高値血圧 | 健康トピックス

高血圧となるのは、病院やクリニックの診察室などで測定した場合、一般に「上の血圧」と呼ばれている収縮期の血圧が140mmHg、「下の血圧」と呼ばれている拡張期の血圧が90mmHg以上の場合です。

血圧は、心臓が血液を押し出す際に動脈の内側にかかる圧力になりますので、血圧が高くなると血管の内壁が傷つきやすくなってきます。

そしてだんだんと厚くなり、柔軟性を失って動脈硬化になり、狭心症や心筋梗塞などの虚血性新疾患や、脳梗塞や脳出血などを引き起こすリスクが高くなってしまいます。

正常高値血圧

正常高値血圧は、高血圧の一歩手前の状態で、日本高血圧学会のガイドラインによると、収縮期の血圧が130~139mmHg、拡張期の血圧が85~89mmHgということになっています。
正常高値血圧は、高血圧ではないものの、心臓病や脳卒中のリスクが高まります。

だからこそ、正常高値血圧だった場合は、「ああ、高血圧じゃなかった。大丈夫」と安心するのではなく、高血圧にならないような生活習慣を身につけることが大切になってくるのです。

正常高値血圧を下げるためには

血圧を下げるには、次の4つがよく言われます。
*減塩
*肥満解消
*禁煙
*運動

しかし、高血圧であれば、何が何でも運動というわけではなく、気をつけなければいけない場合があります。

運動をすると、運動している間は、一時的に血圧が上昇します。高血圧の程度によっては、運動を行う前に医師に十分相談する必要があります。

特に、高血圧でも収縮期の血圧が180mmHg、拡張期の血圧が110mmHgを超えるような場合は、血圧が上がりすぎて血管にかかる負担が増えてしまい危険なので、運動を始める前に、血圧を下げていかないといけません。

一方、正常高値血圧であれば、運動することは良いことなのでオススメです。

正常高値血圧の運動って何するの?

「あなたは、少し血圧が高めなので、運動をしましょう。」と医師から言われても、具体的にどんな運動をしていいかわからない人も多いと思います。

有酸素運動をやるべきなのか、筋トレをやるべきなのかの段階で迷う人もいると思います。

有酸素運動でも筋トレでも、血圧を下げる効果があることが報告されていますが、オススメなのはまずは有酸素運動です。

毎日、ややきついなと感じる程度の有酸素運動を30分行うと良いでしょう。
ウォーキングや軽いジョギングなどがオススメです。

筋トレは、重たいウエイトを頑張ってあげるようなことをするのは急激な血圧上昇を招くことがあるので、避けた方がよいでしょう。

筋トレをやるのであれば、自分の体重を使った軽いスクワットなどを行うと良いでしょう。

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