身体の健康のために、H.M.A.原久子流の丹田呼吸法の基本 | 健康トピックス

現代は情報社会で、周りの環境が目まぐるしく変化し、あふれかえる情報で誰もが何らかのストレスにさらされる機会が多くなってきています。

多くの人がスマホを持ち、インターネットで世界がつながっている現代社会、個人個人がストレスと無縁な生活を送ることは、なかなか難しいものがあります。

一方、ストレスは私達人間の心身に影響を及ぼし、現代人は様々な悩みを抱えて生きています。
そこで。ストレス解消の一つの方法として、丹田呼吸法というものがあります。

丹田呼吸法とは

丹田呼吸法とは、呼吸を用いて自分の内側に意識を向けていきます。お腹を意識をして深い呼吸をすることで、無意識に狭くなりがちな視野を広げ、心身がコントロールしやすくなっていきます。

丹田とは

よく「丹田に力を込めて!」というようなことが言われたりします。
丹田は、おへその周りというイメージがあり、「丹田に力を入れて!」と言われると腹筋を収縮させて、おへその周りの筋肉を固くしたりします。

丹田はそもそも中国の道教に由来する「気」の考えからきていて、東洋医学などで用いられる用語です。

『丹田』とは、臍下(せいか)3寸にある部位の名称。(中医学用語辞典より)
3寸というと約9cmになります。

つまり、おへその周りではないのです。

丹田に力を入れると良いということで、腹筋に力を入れる人がいますが、こんなことをしても確かに腹筋は鍛えられるかもしれませんが、本来ヨガや東洋医学でいう丹田を意識していることにはなりません。

「H.M.A.原久子流」基本の丹田呼吸法の紹介

丹田呼吸法にはいくつかありますが、今回は、「H.M.A.原久子流」の基本の丹田呼吸法についてご紹介します。

まず丹田の見つけ方ですが、臍下(せいか)3寸にあるということで、おへそから9cmのところを意識するということになります。
丹田はおへその周りというイメージがありますが、おへそから9cmというと、ほぼ膀胱あたりになると思います。

人間の手の幅(人差し指の付け根内側から小指の付け根の外側までの距離)がだいたい男性で8.3cm、女性で7.4cmと言われています。

つまりへその下に手をあて、さらにその下に手をあてがったとき、ちょうどその手に覆われている部分に丹田があるという感じです。

① 椅子にやや浅く腰かけ、足は腰幅位に軽く開き、背筋を伸ばします。

② 肩とみぞおちの力を抜き、あごを軽く引き目を閉じます。
肩やみぞおちに力が入っていると呼吸が浅くなってしまいます。

③ 臍の下に手をあて、さらのその下に手を当てると、その手に覆われたところが丹田です。
両手を丹田に当て呼吸をしていきます。

④ 鼻からゆっくりと息を吐きながら、丹田を引っ込め、上体を15度位前方へ倒していきます。

⑤ 一呼吸ほど息を残した状態で呼吸を止め、両ひざを合わせます。続いてお尻(肛門)を締めます。
余裕のある方は、後方にスライドさせます。

⑥ 両膝とお尻を緩め、脱力します。脱力することで、同時に自然に鼻から息が入ってきます。
この時に首をがっくりと下に落とさないことがポイントです。
上半身は常にリラックスした状態を保ち、縮めたり緩めたりするのは下半身だけです。

⑦ ゆっくりと上体を起こします。この時にまだ息が入ってくるようであれば、入るにまかせます。

⑧ 背筋が伸びた状態から、また上体を前方に倒しながら息を吐いていきます。

④~⑧を繰り返します。