受験にしても資格試験をするにしても、いろいろなことを覚えなくてはいけません。
そしていろいろなことを効率よく覚える手段として、「記憶術」が用いられています。
記憶術の肝となるイメージ力
記憶術は、聞き慣れない専門用語でも、自分が知っている言葉に変換して、それをイメージでつなげて覚えていくという形のものが多くなっています。
つまり記憶術の肝となるのが、イメージ力といってもいいかもしれません。
記憶術を覚えようとしても、なかなかうまくイメージできないという人も多いかと思いますが、一言でイメージをするといってもなかなか難しいものがあるかもしれません。
イメージ力には右脳が大切
イメージ力を育てるためには右脳をよく使うようにします。
右脳を鍛えるにはどうしたら良いのかというと、瞑想をしたり、深呼吸をしたりすることで、通常は左脳が働いている意識を右脳に移していくのです。
現代社会はストレス社会で圧倒的に、現代人は左脳中心の生活を強いられています。
イメージ脳である右脳は、イメージを使って視覚型の思考モードを働かせると言われていますが、普段の生活では左脳優位で右脳が働きにくい環境になっています。
そこで、瞑想したり深呼吸したりすることが大切になってくるのです。
意識を左脳から右脳へ移す深呼吸
人間は、通常は1分間に16~18回の呼吸をしています。
これを1分間に3~4回の深呼吸にすることで、意識が左脳から右脳へ移っていきます。
ゆっくりと呼吸することによって、意識は普通の意識から変性意識に入っていき、イメージがはっきり見える右脳の意識状態になっていきます。
実際のイメージ力をあげるための深呼吸のやり方
- まずは、心を落ち着けて、心身をリラックスさせて瞑想をします。
- 次に1分間に3~4回の呼吸、深呼吸を10~30繰り返します。
- 終わったら、手足が伸び全身が硬直するイメージ、棒のイメージをします。
- 次に全身をゆるめ、呼吸を普通に戻して、赤いリンゴが見えると想像し、赤いリンゴをイメージするようにします。すると赤いリンゴが見えてきます。
棒のイメージをして、全身を硬直させることを2~3度繰り返すと、意識は深いレベルに入っていきます。
一度体をコチコチに棒のように緊張させ、それからゆるめることで、さらにリラックス状態に入ることができるのです。
深呼吸による効果
瞑想をして、深呼吸をして、体を棒のように硬直させてからゆるめることは、勉強の前に行うと良いでしょう。
なぜならば、これらの一連のことをやることにより、イメージ力がアップするだけでなく、とても集中した状態になるので、集中力が増すとともに、集中した状態になっているところでいろいろと物を覚えり学習をしたりすると、学習の効率を上げることもできます。