勉強をしなければいけないのに、全然勉強をする気がしないときがあります。
こんな時は、気分転換に散歩をしたり、音楽を聴いたりといった方法もありますが、散歩に出かけなくても、音楽CDがなくても、できる方法があります。
勉強が嫌でもんもんとした気分のときにすること
勉強をする気がまったくしない時、勉強することが嫌な理由や、嫌な気分になっていたりするものです。
よく精神論を振りかざす人からすると、それは根性がなっていないからだとか、やる気がないのは論外だとか、みんな精神力で乗りきっているんだといったりしますが、精神論だけではどうにもならない場合もあります。
また、勉強をするのが嫌という理由も、人それぞれで、事情もさまざまです。
しかし、どんな人にも共通している点があるのです。
それは、勉強する嫌な理由が何であり、その理由や気分は有限であって無限ではないということです。
そして、無限ではなく有限であるということは、それを紙に書ききることができるということになります。
紙にかかないとどうなるのか
いくら有限だからといっても、勉強が嫌な理由を紙に書ききるだけでそんなに変わるものなのでしょうかと疑問に思うかもしれません。
では、紙に書き出さなかった場合を考えてみるとわかりやすいかと思います。
もしも紙に書き出さずにいると、いろいろなことをずっと頭の中で考え続けることになってしまいます。
思考が負のスパイラルに陥ってしまうのです。
例えば、不安で眠れないとします。
不安で眠れないな ⇒ 早く寝ないと ⇒ でも準備できてないし ⇒ 明日午前中に会議があるんだな ⇒ 準備不足で失敗しちゃうかも ⇒ やっぱり不安で眠れない
こうなると、悪循環になってしまいます。
本当に紙に書くだけで改善するその理由とは
頭の中で考え続けていると、それは形になって残らないので、終わりにできないのです。
勉強したくない理由や気分は有限なのに、それについて整理できずに、堂々巡りとなって無限に悩むことになってしまうのです。
紙に書き出していくことによって終わりになるのです。
確かに、紙に書き出してみたからといって、その悩みが消えるわけでもありません。
しかし、これは実験によって有効であることが心理的にもわかっているのです。
嫌な経験をもった日の夜寝る前に、それについて紙に書き出してみると、そのことを忘れてぐっすり眠れたという実験結果です。
なぜこのようなことが起こるのかというと、人間の脳のクセで、紙に書かれたことは、「記録に残った」と認識され、「頭に置いておく必要はない」と考えるからだと言われています。