第六感や直感が意外にもあたる、スーパーコンピューターより優れた人間の頭脳 | 賢脳トピックス

『第六感』『直感』というと、オカルト的に感じたり、何か特殊な能力のように感じる人もいると思います。

『第六感』とはどういうものかということで調べてみると。
「基本的に、五感以外のもので五感を超えるものを指しており、理屈では説明しがたい、鋭くものごとの本質をつかむ心の働きのこと。」となっていて、「一般にはヒトの視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感以外の感知能力をいう。」とされています。

意外と直感が当たる理由とは

テレビドラマなどを見ていると、よく『刑事の勘』などという刑事がいて、その感性をたよりに捜査を進め、結局はそれが当たっていて事件解決などというシーンがよくあります。

直感とか第六感というと、科学的に証明されない非科学的なものというイメージがあります。
非科学的なイメージにも関わらず、意外と当たったりするものです。

意外と直感が当たる理由とは

直感や第六感というと、非科学的というイメージがありますが、実はEric Haseltineという神経学者は、「感覚や直感を信じていい理由は、科学的にある」と言っています。

どういうことかというと、人間の脳は、今まで自分が経験したことを情報として蓄積しています。
そして、それを何かがあったときに同じような前例を探して、その後の展開を推測したり、対応してりするということができます。
しかもそれを、無意識のうちに行っているのです。

無意識なので、そうした理由を科学的に説明しろと言われてもできないために、『第六感』であるとか『直感』であるとか言われてしまったります。

コンピューターより優れている人間の脳

人間の脳は、例えば聴覚として、音が届いた時間や、左右の耳が感じている音量の差、ピッチなど、様々な情報を捉える機能があります。

だからこそ、目をつぶっていたとしても足音が遠ざかったことを察知するだけでなく、場合によっては足音の特徴から誰が通り過ぎていったかもわかったりしますし、どこで音がなっているのか、どんなことがおきているのかを察知することもできるのです。

また写真に写っている人の笑顔を見た時、それがカメラ用の笑顔なのか本物であるのかをある程度見極めることができます。

これらは、その人の過去のカメラ用の笑顔や作り笑いを知っていたりするからできるものです。

こうした記憶は、無意識のうちに感じているため『暗黙の学習』とも呼ばれていて、ふとした時何かをきっかけに偶然呼び起こされるものらしいのです。

なので、この『暗黙の学習』が多い、経験値の高い人が、より物事を敏感に察知できることになります。
つまり、いろいろと経験値が高い人のほうが、当たる『第六感』『直感』が働くというわけです。

意外にもすごい人間の頭脳

『暗黙の学習』ではないですが、理化学研究所が2013年に発表した調査結果では、性能が高いスーパーコンピューター「京」でさえも、人間の「脳」が1秒間に行っている情報処理に40分かかったそうです。

AIの時代ともいわれていますが、人間の頭脳もなかなかのものなのです。

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