外国語学習にオススメの音声読み上げソフト Balabolka | 賢脳トピックス

音声合成技術は、どんどん進歩していて、日本語の音声合成ソフトも、株式会社アーアイの「VOICEROIDシリーズ」をはじめ「AITalk」や「CeVIO」など、音声精度も高く、人間の声に近い自然な発音をするソフトも多くあります。

外国語を読める音声合成ソフト

外国語学習において、音声合成ソフトを使う場合、まずはその音声合成ソフトが、学習する外国語を読み上げることができるかどうか、そしてできればネイティブに近い発音できちんと発音されるかということになります。

英語に関して言うと、「VOICEROIDシリーズ」「AITalk」でも話者を変えれば、英語で流暢に読み上げさせることができます。

しかし話者1人当たり別途料金がかかります。しかも日本語・英語以外の言語には対応していません。

一太郎があるのであれば、一太郎の上位版で『詠太』という付属ソフトがあり、この『詠太』であれば、クリップボードに貼りつけることができるものであれば、英語を流暢に読み上げさせることができます。

音声合成ソフト Balabolka とは

Balabolka は、フリーの音声合成ソフトで、コチラからダウンロードすることができます。
http://www.cross-plus-a.com/jp/balabolka.htm

音声合成したものを、WAVやMP3といったオーディオファイルにできれば、簡単に持ち歩き、電車やバスに乗っていながら、外国語学習をすることができますが、Balabolka は、音声合成したものをオーディオファイルとしてWAV、MP3、MP4、OGG、WMAのファイル形式で保存することができます。

さらに、Balabolkaは、Microsoft Speech API (SAPI)の音声機能を使っていて、音量はもちろん、速さやピッチも調整することができますので、外国語学習に最適です。

Windows にインストールされているTTS(音声エンジン)を使って、読み上げているので、日本語や英語だけでなく、世界のいろいろな言語に対応することができます。

DICファイル(シンプルな辞書)、REXファイル(正規表現が使える辞書)、BXDファイル(ユニバーサル辞書)の辞書ファイルがあり、読み方を調整することもできます。

日本語の音声データは「Haruka」、英語では「Zira」という女性の声がオススメです。

日本語の読み間違いの場合は、辞書登録するか、カタカナに変換してしまうという方法もあります。

東芝のパソコンであれば、絶対に『TOSHIBA Speech Synthesis Female Japanese』がオススメです。

驚くほどに高性能で綺麗な読み上げをします。

またCeVIOの音声は、SAPI5に対応していて利用することができます。

外国語と日本文を交互に読み上げ

外国語の学習において、単語や例文を音声で覚える場合、「外国語」⇒「日本語」、「外国語」⇒「日本語」、「外国語」⇒「日本語」というように交互に発音させたい場合があります。

英語に限っていえば、一太郎の上位版に付属している『詠太』は、『詠太12』バージョンとなっていて、日本語の話者をカッコで区別して音声を変えることもできるほか、英文を自動判別し、英語の部分については自動的に英語の話者に代わり発音してくれるようになっています。

従って、一太郎を既に持っている人、または金銭的に余裕がある人であれば、一太郎の上位版を購入し、『詠太』を利用するのがオススメです。

しかし、一太郎は持っていないし、金銭的にもあまり払いたくないという人、英語以外の外国語を学習したいという人は、Balabolka がオススメです。

文章に『タグ』を入れることで、日本語と外国語を読み分けることができるようになります。
具体的なやり方については、コチラをご参考にしてください。
https://89314.link/kioku/entry41.html

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